うちの犬の話 | kataraが語る

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気ままじゃないアメリカ生活

20年前、ビッグガイの同僚からラブラドールの子犬を見においでと招待された。あまちゃんが生まれる数ヶ月前のこと。帰りの車の後ろ座席には、4才のミスタースポックの隣に、3ヶ月の子犬、カーターが座っていた。カーターは、子供たちの我儘をしっぽをぶんぶん振り回しながら許し、二人と一匹は一緒に大きくなった。

 

その10年後カーターは癌になった。ビッグガイと私はもしもその日が早く来て、子供たちがとてつもなく悲しむことを恐れて、ラッキーを受け入れた。あまちゃんが9匹いた兄弟姉妹の中で一番小さいラッキーを選んだ。お母さん犬は出産後1週間と経たずに子犬たちを置いて亡くなっていたので、ちょうど離乳食を始めた頃から私たちが育て、カーターに躾けられたようなものだ。ラッキーが一匹立ちするのを見届けて、カーターは虹の橋を渡った。ラッキーは今年10歳、生まれた時に育ちきれないかもと言われていたのが嘘のようだ。

 

そしてライナス。

5年前の夏の日、仕事から帰ったら真っ白な子犬が庭にいた。グレートピレニーズ、超大型犬。ビッグガイから保護犬の写真を見せられて、可愛いねと言ったが、飼う相談をされた覚えはない。犬好きとしては返犬、とは言えるわけがなく。シェルターではコットンボールと呼ばれていたが、子供たちはライナスと名付けた。

ライナスは家族とラッキーを外敵から守ることを使命にしている。頑固だがとても優しい、Gentle Giant。

 

我が家の犬たちの話。

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