白昼の出来事。

昨日次女を迎えに車を出し、家に戻り昼食を摂り、約一時間後に再度次女と出掛けるべく車に乗り込みました。

こちらは暑い日が続いており冷房を最強にしたのですが、何故か強烈な異臭。この車は納車してもらってから未だひと月強でこの異臭とは無縁のはずなのですが、何とも耐え難い悪臭。窓を全開にして車を走らせたのですが匂いが消えることが無く、次女と二人で何の匂いなのかと首を傾げながらふと、”ホームレスの人の体臭と堆肥を混ぜたようなにおいだね”と言った瞬間、娘がカーゴスペースを見て叫び声を上げながら”ママ、誰か後ろにいる!”と。慌てて最寄りのショッピングセンターの駐車場へ入り、猛ダッシュで車から立ち去りながら警察へ通報。電話している間に車の後ろで昼寝をしていた男性は窓から脱出。何もなかったようなふりで近くのマクドナルドの方向へ歩き出しました。

パトカー2台が直ぐに現場(?)に到着。一台は既にホームレスの男性がマクドナルドに入っていくところを目撃していたようで、そのままマクドナルドのトイレに立ち籠った男性を保護。もう一台のパトカーは私と娘の所で事情聴取。”こんなケースは前例がないよ。”と警察官に言われ、私も思わず”そうでしょうね。余りに現実性が無いですものね。”と。男性は仮釈放中だっだようで、また警察のお世話になってしまいました。警察官に、”起訴するつもりですか?”と聞かれ、”そのつもりは全くありません。お世話になりました。”とお伝えし、お名前と連絡先だけ伺ってその場を去りました。

可哀そうな次女は、かなりのショックだったようで、”暫く家から出たくない”、と。

ホームレスの人たちは大抵温厚で他人を傷つけるような人はあまりいないので、私一人だったら恐らく警察にも連絡しなかったかと思います。ただ多くの場合、依存症や精神病疾患を併発しているので、突発的な行動を起こす可能性があり完全に気を許すことは出来ません。

このホームレスの男性は恐らく30代前半。右足を引きずって歩いていました。警察官に社会福祉士だと伝えると、”大丈夫、彼もちゃんとサポートを受けられる環境に届けるから心配しないで。”と言ってくださいました。

華氏100度を超えた真夏日に仕事と言えど市民の安全の為働いてくださっている警察官の皆さんに大感謝です。