多くの羽二重が年数がたっても黄ばなかった理由のひとつ | 着物クリーニングまるやま まるやまのりこのブログ

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こんにちは着物クリーニングまるやまのりこです




今回は 色修正が必要でなかった染み抜き





色が抜けずに染み抜きできました。

私はお着物の裏地を見るのを1番にする事です
それでお着物の良さがわかります。
でもお振袖に多いのですが とっても豪華なお着物なのにそれに見合わない裏地を使っている事が多々あります。
裏地といっても生地のお値段が全然違うのです。
60年経っても白い裏地のお着物はあるのです。

何十年経っても真っ白の裏地
肌触りも最高で襦袢の絹とこのお着物をお召しになると身体にキュッと締まるようでフィット感が最高です。



ちょっと こちらみて どう思いますか?


着物の裏地ですが 白く綺麗な裏地と黄ばみが出来ている裏地があります
これは まれな事で(この理由については次回に)
大抵は綺麗な裏地か 黄ばんでしまった裏地のパターンになります



この黄ばんだ裏地(黄カビ)お着物を持ってこられるお客様が言われること
「私のしまいかたが悪かったから^^;」と

私は 決してお客様のせいではないこと説明します
それが一番解るのが 


こちらなのです
湯どうしをしてあるか してないかの差なのですが

湯どうしと湯のしをおなじに解釈している方がいますが 全然ちがいます

その差は これも次回に(いっぺんに説明すると難しくなってしまう)
『湯のしをしていなければその分儲かりますよね』

今は使う糊も変わってきて 黄ばむ事がないように出来上がっているのもございます。

羽二重(はぶたえ)

平織りと呼ばれる経糸(たていと)と緯糸(よこいと)

で織られた織物の一種

通常の平織りが緯糸と同じ太さの経糸1本で織るのに対し、
羽二重は経糸を細い2本にして織るため、やわらかく軽く光沢の ある布となる。
織機の筬の一羽に経糸を2本通すことからこの名がある。

白く風合いがとてもよいことから、和服の裏地として最高級であり、礼装にも用いられる。

日本を代表する絹織物であり『絹のよさは羽二重に始まり羽二重に終わる』といわれる。

(Wikipedia内を検索)

こちらの羽二重 湯どうしが殆どしてあります
それは 輸出していたから

昔は輸出するのにしっかり梱包し今より日数がかかって輸出していました
湯どうしをしていないと糊カビが生えるので
売るときに黄ばんでいたのでは売り物にならないので
きちんと湯どうししておりました

続く


くわしくは クリーニングまるやま

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