前回、『応用はあくまで基礎の延長』という話をチラっと
出しました。
辞書的に応用とは『原理や知識を実際の事柄に当てはめて
用いること』だそうですので、別段、変わった言い方を
しているわけでもありませんし、僕が言い出しっぺ
でもない。
ただ。一般的には、『難しいもの』みたいに考えられる
ことが多いですよね。
受験だと別物と考える人も多いんですけど、例えば、
こんな問題を解いてみてください。
Q:keepが第五文型をとった場合、補語にくる形を全て示し、
その時の訳を答えなさい。
A:keeping(現在分詞)
訳 → (意図的に)OをCにしておく、OをCに保つ
kept(過去分詞)
訳 → OをCにし続けていた
簡単ですね。『他動詞で第五文型をとるものには特色が
あるけど、知ってるよね?』という、難関大学を受けるなら
最低ラインの知識。現在分詞、過去分詞、原形不定詞、
形容詞、副詞が補語になる可能性があります。その中で、
keepは原形不定詞を取れないよってお話。
次の( )に当てはまる答えを(a)~(d)から選びなさい。
She kept me ( ) for 40 minutes.
(a) waited (b) to wait (c) waiting (d) wait
みたいなのが実践での例題。ただ、もう1つ問題があるんです。
上の知識からすると、(a)と(c)が正解候補になるんですけど、
waitは通常は自動詞。だから、受動態にはできない。
つまり、過去分詞は取れないんです。
よって、(a)が正解(彼女は私を40分待たせた。)
になります。
いかがでしょう。あくまで、基礎の深さだけなんですよ。
応用って。だから、単純に言ってしまえば、
『突っ込んで知ってるかそうでないか』だけの話。
知ってるか知らないかなので、『単純知識問題』
って言い方をされるのがダメなのでしょう。別のが
あるように感じてしまう。
錯覚なんですよ。応用って。突き詰めれば、基礎の
積み重ねや深さだけ。
先の例題は、2重の引っ掛けを入れた良問。基本的に、
良問を出す難関大学は、これが何重にも長文の中に
仕込まれていたりします。師匠の教えは、『十二単を
1枚ずつ脱がすイメージ』でしたね。あのエロ講師め(笑)
基礎って、突き詰めると分からないことだらけって
気付くんです。ソクラテスの『無知の知』とか
『不知の知』の話を展開…しません。だって、面倒だもん。