※これは、私が「Go!プリンセスプリキュア」を見て、感想・考察・解釈等を書き残した、記憶と研究の為の覚え書きになります。
第六話
はるはるは「大輪の花の間に咲くつぼみ」
この物語ははるはるが夢を成就させる道程、その成長記録でもある。
「グランプリンセス」とは教養などを身に付けた、「つよく・やさしく・うつくしく」の条項を目標に掲げる、
西洋貴族としてのプリンセスとは異なる意味合いとしての、より普遍的な人間としての「理想人」としての名称・象徴である。
第一話で小さいはるはるは「私、プリンセスになれるのかな」と自分の夢に対して悩みを抱いていた時にカナタが現われ「なれるさ」とその夢を鼓舞され、後押しされ、彼女にとって達成への強い原動力となった。
この話でもまさに同様に「私、プリンセスになれるのかな」と行き先の不安、夢を本当に実現できるのかといった心配を抱いていた時にカナタが現われる。
カナタはいつでもはるはるにとって夢を後押しし、助けてくれる救い人的存在であった。カナタははるはるにとって「最初の人」であり「途中の人」でもあった。
「王子」と言えば大抵の人は白人の男性貴族を思い浮かべるが、この物語では、褐色の西洋系ではない種類の男性が「王子」とされている。
これは「王子」という概念の再構築・再定義である。
ちなみにこの物語は西洋文化がベースとなっているのが前提である。
そして西洋的王子とはディズニーとも関連して「憧れ、高尚な男性の典型のステレオタイプの一種」である。
それを置換し、再構築するということは、
→白人でなくても、西洋的な王子となれる、つまり憧れの対象となれる。
逆に言えば憧れの男性としての対象は白人でなくてもいいのではないか。
そういった提言がこの設定からは読み取れる。
憧れの対象とはなり難い褐色の人種をその「王子」の座に置くことで意味の変化を促し、人々へステレオタイプの再構築を促すものである。
ディスダークの悪行に対し、「何故そんなことを?」→カナタ「ディスピアの心は見えない。」
これは現実の「影の権力者」たちに対しても言えることであり、彼らのやっていることや目的はわかっても彼らの本当の心の内は知りえない、解らないということに似ている。
「12個のドレスアップキーを揃えれば闇を打ち払うことが出来る」+他シリーズも12個のアイテムを集めると不思議なことが起こる→救いの力を発揮することがある
→離散したイスラエルの12氏族、そしていずれその関連性がわかり力を発揮するときがくるということに似ている。→カナタの中東系の肌との関連
以下、日本に降りた啓示「日月神示」からの引用
「イスラ」の十二の流れの源泉(みなもと)判る時来たぞ
この十二の巻よく腹に入れておけば何でも判るぞ。
ひふみがヨハネとなり、五十連(イツラ)となりなって十二の流れとなるのざぞ、ムがウになるぞ、ンになるぞ、ヤとワとほりだして十二の流れ結構ざぞ。
十の流れ、十二の流れと今に判る時来るぞ、
十二の流れ、六の流れとなり、三つの流れとなり、二となり一と成り鳴りて、一つになり、一つの王で治めるのぢゃぞ
そなた達の中に又人がゐて限りないのぢゃ。このほう人民の中にゐると知らしてあらうがな。そなた達も八人、十人の人によって生きてゐるのぞ。又十二人でもあるぞ
十二年おくれてゐるのを取り戻すのであるから、これからは目の廻る程 急しくなってくるぞ。神示よむ暇もなくなると申してある時来たぞ
十二の玉を十まで生んで、後二つ残してあるぞ。
http://hihumi.ww3.jp/より
「グランプリンセスとは12個のキーの力を解放させることの出来る存在」
つまり12個のアイテムは「人」の力がないとそれ自体は力がない。
この後、再び、はるはるが
「私、(グランプリンセスに)なれるかな・・。」
と心配していた時にカナタは
「なれるさ。」
と答えている。1話の冒頭の反復である。
みなみん、きららちゃんはディスダークが登場してからドレスアップキーと出会ったが、
はるはるだけは別格で、小さい頃にすでに出会っている。
しかもディスダークが生まれるはるか前にドレスアップキーが導かれるようにはるはるの元へ届いたという。
彼女は小さい頃にすでにその夢の萌芽を感じ取ったドレスアップキーに選ばれていた。
はるはるはそういう意味で特別な存在である。
キュアフローラ→フローラとは花と春と豊穣の神の名である→そのキュアフローラは閉じられた扉を開き、人々を開放し、救う役を担う存在である→コノハナサクヤヒメ様?
マーメイド「遅咲きの花ほど大輪なものなのよ。」
これがこのはるはるが夢という花を咲かせる物語の鍵である。
何故はるはるだけが小さい頃にすでにドレスアップキーと出会っていたのか、何故他二人に比べて差があるのか、何故彼女がプリキュアの最初で中心なのか。
そのヒントがこの台詞にはある。
そしてこの後からの展開にも関わってくる。
「フローラルトルビヨン」では拍手のように一度手を打って力を生み出している。
時に「プリキュア」は、ホープキングダムのような異世界の王国において昼と夜、太陽と月のようなコントラストを実際に用いて、ある勢力によって「光の世」から「闇の世」と変えられてしまった現実の世界の投影をうまく行っている。