※これは、私が「Go!プリンセスプリキュア」を見て、感想・考察・解釈等を書き残した、記憶と研究の為の覚え書きになります。
第11話
プリキュアのさらなる強化と変化、そしてクローズ退散が特徴の回である。
この回を見ていて気づいた事として、マクロに見て、この作品のように西洋の文化をふんだんに取り込んだ上で、それを独自の解釈で意味を再定義し、ヒロインとして女の子たちが憧れるアニメ又はキャラクターに仕上げているというすごさ。
加えて普遍的メッセージまで込められていることのすごさを実感した。
これはある種、日本が黒船来航以来、西洋化されてきた流れの中における極地であり、到達点であるといえる。
日本はただ西洋の文化を取り入れたままにはせず、それを取り込んで、飲み込み、消化し、再構築し、新たなるものを作り上げている。
その再構築の過程で日本的な味つけでさらに美味しく、美しく、日本人に合うように仕上げている。
このプリキュアがその顕著な例であると考えることが出来、「個をまとめて団体として和合する」、「個の色を認め合いながら団体として和し、問題や危機に対し力を合わせる」という極めて日本的な「和」の特質が明確に見受けられるのである。
さらに、西洋思想的な善悪二項対立論や勧善懲悪の、単純な次元に留まるのではなく、そこから歩を進めて、さらにそれを進化させた「善と悪は表裏一体であり、悪の存在を認め、許し、さらには癒したり、助言をしたりなどして、より良い存在のために改心へと誘う」という高度な領域からのメッセージを主眼としているのである。
これは他プリキュアシリーズにも見受けられる驚くべきメッセージ性の深さと重さであり、日本的な特徴、良さであるといえる。