それは、深い森に似ている、
僕は、その森の中を
歩いて、どこかへ行こうとしている。
そして、迷路のような
入り組んだ森の道を歩いて、ひたすらに
帰ってきた。
僕は日記をつける。
昨日の短い日記がそれだ。
きょうは
いつものように瞑想してから
考えにふける。
「僕が見ているものは、はたして、僕の投影だろうか」
ある心理学者が言っていた言葉。投影。
夢の中の出来事は、
僕の思いの投影だろう。(映し出し)
では、
僕がいるところは?
僕には分からないことがたくさんある。
分からないことは
そのままにしておこう。
もちろん
僕はそのままに出来ない性質。
あれこれ
考えてしまう。
そうしなくちゃ
僕は生きてはいけない。
そうしなくても
簡単に生きていける人たちもいるだろうけど。
その人にはその人の
世界がある。
それが世界っていうものだ。