きょうも一日が過ぎていく。
一人で
誰とも会話もしないで
苦痛もなく生活していると、
僕は、そういう生活が向いているんだなと
つくづく、深く、身に染みて実感してしまう。
普通は、苦痛を感じるどころか
絶望や、孤独感や、多種多様のマイナスエネルギーが
生じてくるのだろうけど、
僕は、どういうわけか、
苦もなく、こうやって
24時間一人で生きていると、これが僕の理想的な生き方なんだなと
はっきりしてくる。
スピーカーから
モーツァルトの音楽を流して、
僕は数学の問題を解いたり、読書をしたり、インコのりりちゃんを手に乗せたり
そうやって、時が経過して
自分にとって必要なものは
人との関わりではなく、
内省的で
湖畔に建つ古ぼけた建物のような、静かなものなんだなと思ったりする。
つまり、僕が言いたいことは
もし、世界に自分一人、取り残されてしまったとしても
落ち着く場所を見つけて
うまくやっていけるということ。