32. 小さな家族を超えて(Beyond The Small Family)


あなたは生まれながらにして、驚くべき可能性を持つ知性を備えています。あなたの内側には光が宿っています。静かで小さな内なる声に耳を傾けなさい。その声があなたを導くでしょう。

他の誰もあなたを導くことはできません。他の誰もあなたの人生のモデルにはなれません。なぜなら、あなたは唯一無二だからです。これまでにあなたとまったく同じ人間はいなかったし、これからも全く同じ人間は現れません。これがあなたの栄光であり、偉大さです――あなたは完全にかけがえのない存在であり、ただあなた自身であり、誰でもないのです。



イエスもまだ小さな子どもでした。父と母は毎年の祭りのために大きな神殿に来ていました。イエスは群衆の中で迷子になり、夕方になってやっと両親に見つけられました。

彼はまだ子どもでしたが、学者たちと座って議論していたのです。父が言いました。


「イエス、ここで何をしているのだ? 心配していたのだぞ。」


イエスは答えました。


「心配しないでください。私は父の仕事を見守っていただけです。」


父は言いました。


「私はあなたの父だ――ここでどんな仕事を見守っているのだ?私は大工だぞ。」


イエスは言いました。


「私の父は天にいます。あなたは私の父ではありません。」



子どもが母の体から出なければ生きられないのと同じように、精神的にも同じことが起こります。

ある日、子どもは父と母の精神的な胎から出なければなりません

それは単に肉体的なことではなく、精神的、そして霊的なことです。


霊的な子どもが生まれるとき、過去との完全な決別が起こり、初めて自分自身として独立した存在になり、自分の足で立つことができます。それ以前は、ただ母の一部であり、父の一部であり、家族の一部でしかありませんでした――自分自身ではなかったのです。



あなたが何をしているか、何を考えているか、何を決めているかを見てください。それは自分自身から出ているのか、それとも誰かの声なのか

そうして初めて、本当の声に気づくでしょう。もしかしたらそれは母の声かもしれません――また聞こえてくるでしょう。あるいは父の声かもしれません。見分けるのは難しくありません。最初に与えられた忠告、命令、しつけ、そのすべてが、あなたの中にそのまま記録されています。



多くの声に出会うでしょう――神父、教師、友人、隣人、親戚など。しかし争う必要はありません。

ただ、それがあなた自身の声ではなく、他人の声であると気づけばよいのです。誰であれ、それを従う必要はありません。結果がどうであれ、あなた自身の意思で動くこと、成熟した決断をすることを選ぶのです。もう十分、子どもでいること、依存していること、他人の声に従うことを続けてきました。そしてそれらは、あなたをどこに連れて行きましたか?混乱の中です。



誰の声であるかが分かったら、それにさよならを告げなさい。

その声を与えた人はあなたの敵ではありません。悪意はなかったかもしれません。しかし問題は、彼の意図ではなく、その声があなた自身の内なる源から出ていないことです。外から来るものはすべて、あなたを心理的な奴隷にしてしまいます。


あなた自身の声だけが、自由への花開きへと導くのです。