19. 中心を保つこと(Remaining Centered)

どこにいようとも、もっと自分の中心にとどまりなさい。もっと目覚めなさい。もっと意識的に生きなさい。

行くべき別の場所などどこにもありません。起こるべきすべてのことは、あなたの内側で起こらなければならないのです。そしてそれはあなたの手の中にあります。


あなたは操り人形ではありませんし、その糸を他の誰かが握っているわけでもありません。

あなたは完全に自由な個人なのです。


もし幻想の中にとどまると決めるなら、あなたは何度もの人生にわたってそのままでいることもできます。

しかし、そこから抜け出すと決めるなら、たった一瞬の決断で十分です。


あなたはこの瞬間に、すべての幻想から抜け出すことができるのです。




ブッダがヴァイシャーリーに滞在していたとき、そこにはアムラーパリという女性が住んでいました。アムラーパリは娼婦でした。


ブッダの時代のインドでは、ある慣習がありました。

ある町で最も美しい女性は、特定の一人の男性と結婚することを許されませんでした。もしそうすれば、不要な嫉妬や争い、対立を生むからです。


そのため、最も美しい女性は「ナガルヴァドゥ(町の花嫁)」、つまり町全体の妻にならなければなりませんでした。


それは決して不名誉なことではなく、むしろ非常に尊敬されていました。

彼女たちは普通の娼婦ではありませんでした。彼女たちを訪れることができたのは、非常に裕福な人々、王や王子、将軍など、社会の最上層の人々だけでした。


アムラーパリはとても美しい女性でした。


ある日、彼女が自分の家のテラスに立っていると、若い仏教の僧侶が歩いているのが見えました。

彼女はこれまで誰にも恋をしたことがありませんでしたが、その瞬間、突然恋に落ちました。


その若い僧は、若いながらも非常に大きな存在感と意識、そして優雅さを持っていました。

彼の歩き方を見て、彼女はすぐに階段を駆け下り、彼に声をかけました。


「三日後には雨季が始まります……」


仏教の僧侶は、雨季の四か月間は移動しない習慣がありました。


アムラーパリは言いました。

「その四か月間、私の家に滞在してください。」


若い僧は答えました。

「師に聞いてみます。もし師が許してくださるなら、来ましょう。」


若い僧はブッダのもとへ行き、足に触れて礼をし、すべての事情を話しました。


「彼女は、四か月間自分の家に滞在してほしいと言いました。私は師に尋ねると言ったので、ここに来ました……どうかご判断ください。」


ブッダは彼の目を見つめ、言いました。

「行って滞在しなさい。」


それは衝撃でした。

一万人もの僧侶たちがいました。大きな沈黙がありましたが、その中には大きな怒りや嫉妬もありました。


若い僧がアムラーパリの家に滞在するために去った後、僧たちは毎日のように噂話をブッダのもとに持ってきました。


「町中が大騒ぎです。話題は一つだけです。仏教の僧侶がアムラーパリの家に滞在しているという話です。」


ブッダは言いました。


「静かにしていなさい。私は彼を信頼しています。

私は彼の目を見ました。そこには欲望がありませんでした。


もし私が『行くな』と言っていたとしても、彼は何も感じなかったでしょう。

私は『行きなさい』と言いました……そして彼はただ行ったのです。


私は彼の気づきと瞑想を信頼しています。

なぜあなたたちはそんなに動揺し、心配しているのですか。」


四か月後、その若い僧は戻ってきて、ブッダの足に触れて礼をしました。

そして彼の後ろには、仏教の尼僧の衣を着たアムラーパリがいました。


彼女もまたブッダの足に触れて言いました。


「私はあなたの僧侶を誘惑しようと、できる限りのことをしました。

でも、誘惑されたのは私のほうでした。


彼の存在と気づきによって、本当の人生はあなたの足元にあるのだと、私は確信しました。」


そしてブッダは集まった僧たちに言いました。


「さて、これで満足しましたか?」


瞑想が深く、意識がはっきりしていれば、何ものもそれを乱すことはできません。


そしてアムラーパリは、ブッダの弟子の中でも悟りを得た女性の一人となったのです。