非常に暗い夜、森のなかで道に迷ったふたりの人のことを聞いたことがある。それは非常に 危険な森だった。野獣がたくさんいて、しげみは深く、まわりじゅうが闇だった。

ひとりは哲学者で、もうひとりは神秘家だった——ひとりは疑いの人で、もうひとりは信頼 の人だ。 突然嵐になり、雷鳴がとどろき、すさまじい稲妻が走った。稲妻が光るその瞬間に、哲学者 は空を見た——神秘家を道を見た。

あなたは、この物語の森よりもさらに深い森のなかで道に迷っている。夜はさらに暗い。と きとして稲妻の一閃がやってくる——道を見るがいい。

荘子のような人は稲妻だ。覚者は稲妻だ。私は稲妻だ。私を見てはいけない、道を見なさい。もし私を見たら、あなたはす でに逃している——稲妻は一瞬の間しかつづかないからだ。永遠が時間を貫く瞬間はめったにない。それはまさに稲妻に似て いる。もしあなたがその稲妻を見たら、それはまさに稲妻に似ている。もしあなたがその稲妻を見たら、もしあなたが覚者の 方を見たら——しかも覚者は美しい。その顔は心を奪い、その目は磁石のように引きつける——もしあなたがその覚者を見たら、 あなたは道を逃している。

{40BD4993-203D-4EDA-A255-C718B6DC132B:01}

道を見なさい......道に従いなさい。