前回記事の「京都祇園おかる 京風あんかけうどん」と同時に発売された、こちらも近畿地区限定発売のカップ麺。パッケージの「かんべえくん」が、ビシッと構えてしっかりとPRしてますね。
さて、和風だしに中華麺を合わせたというのが大きな特徴です。姫路で“えきそば”といえば、コレ。和風だし＋中華麺といえば、最近食べたカップ麺ではサッポロ一番の「鳥中華」を思い出します。姫路駅のホームにある実際の店舗には何度か行ったことがあるのですが、なんせ昔の話なので細かな味の記憶は曖昧ですが…(苦笑)「まねきのえきそば」これまでにも何度かカップ化され近畿地区で発売されていましたが、実際に買って食べるのは今回が初めてです。
スープは「かつお節やさば節など、和風だしのうまみを利かせたつゆ。」とのこと。中華麺だからといって特別な風味が加えられているというわけでもなく、まんま和風なツユですね。昆布と魚介の風味が効いていて、魚粉は主張が強めです。全体的にダシが主役のアッサリとしたスープで、関西人には馴染みのある味わいですね。
麺は「お店の麺を再現した、つるみのあるストレート麺。」とのこと。まず開けた時に麺の太さから『これ湯戻し4分も必要か？』と思いましたが、おそらく“あの駅そばらしいナヨナヨとしたコシのない頼りない食感を再現するために必要な時間”なんだろうと推測w 舌触りはツルツルとしていて喉越しもいいのですが、特に麺の風味などは感じられず麺自体の主張は非常に弱いです。
具は「ふわっとした食感が特徴の先入れ天ぷら、ネギ。別添で一味。」とのこと。先入れというのがポイントの天ぷらはフワフワとしていて、天ぷらの油分やエビの風味が全体の旨みを深めてくれます。時折ピリッとくる一味の刺激も、なかなかいいアクセントになっていました。
今回のカップ麺、良くも悪くも駅そばらしさというか雰囲気は再現できていたと思います。特に湯戻し4分の頼りない麺がw あと、食べ方で随分と印象がかわるんじゃないかなぁと思いました。単体だと味気なく主張の弱い麺、たしかに美味しいが特にインパクトもないスープ…やはり、ここは駅そばらしく正統派の“かっこむスタイル”がオススメです。
とにかく、重要なのは「天ぷら」の存在。まず、しっかりと天ぷらにスープを染み込ませフヤフヤのグズグズにします。フヤフヤになったらよーく混ぜて、天ぷらをバラバラにしたら麺と一緒に一気にズズーッと食べましょう。すると口いっぱいに一体感のある風味が広がり、それはもう駅そばらしいB級感タップリです(笑) 麺が無くなった頃にも天ぷらはけっこう残っていて、そのフヤフヤになった天ぷらと一緒にスープを一気に飲み干したときの何とも言えない満足感…このときだけはカロリーだの油だの塩分だのといったものは気にしちゃいけませんw
派手さがないので人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、なんというかB級グルメらしい一杯で自分は好きですね。美味しかったです :)
(最後の天ぷらの誘惑に負けしっかりと飲み干したので今になって少し苦しいw)
【製品情報】
商品名：まねきのえきそば 天ぷら
発売日：2014/02/17
メーカー：日清食品
希望小売価格：170円 (税別)
内容量 (めん量)：85g (65g)
～栄養成分表～
1食 (85g) あたり
エネルギー：413kcal
たんぱく質：7.3g
脂質：21.0g
炭水化物：48.9g
ナトリウム：2.1g
ビタミンB1：0.24mg
ビタミンB2：0.25mg
カルシウム：119mg
(食塩相当量：5.3g)