8月22日 11時頃
サザナミインコの瑠美ちゃんは突然 お星様になってしまいました。
次の日は瑠美ちゃんが我が家に来て4年となる日でした。
瑠美ちゃん亡くなった原因。
あまりハッキリ分かりません。
ただ、瑠美ちゃんは1年前に光の明るい所で目を見ると白く濁っていた事があったので
元気だったけど すぐに鳥専門の病院に連れて行った時、目が失明していると言われました。
ただ、目が失明しているだけではなく内蔵も少し弱くなってきているような・・・
元々、体も強い方ではなかったと思います。
けれども、変化を感じさせない瑠美ちゃん。
感情を表す事も少ない大人しい瑠美ちゃんは全く私達に苦しい所も見せずに
静かに息を引き取りました。
あまりにも突然で最初は悲しみより疑問でした。
時間が経つにつれて 生きているようだった瑠美ちゃんの体のぬくもりが
なくなっていくのを感じた時、私の家だけに集中豪雨が降りました。
悲しみを思いっきり流してくれるように・・・。
瑠美ちゃんと出会ったのは ついこの間のように今でも覚えています。
私がずっと探し求めていたサザナミインコだったからです。
クリームイノというサザナミでも少し変わった色のインコ。
淡いクリーム色に一目惚れしてから5年。
お迎えする前から ずっと憧れていて性格とかサザナミさん達のオフ会にも参加させてもらい
色んな話を聞いたりしていて やっと瑠美ちゃんと出会えたのです。
ショップで見かけた時は瑠美ちゃんはゲージの隅にいてました。
さりげなくいる存在。他の鳥が騒がしく鳴いているのに1羽 静かにいる瑠美ちゃん。
そんな控えめな印象は 我が家に来ても変わる事なく1番静かな存在でした。
店員さんの手の上に乗っても大人しくしていた瑠美ちゃん。
瑠美ちゃんは我が家にお迎えしたのには珍しく
人には慣れなかったインコでしたが 見ているだけで癒されるインコでした。
寝ている姿も可愛くて 多分、我が家の鳥達の中で1番寝ている姿の写真が
沢山あります。
ハシゴを渡っている途中で寝てしまった時
自分の家に帰ろうとして 途中で寝てしまった時
家の中で寝ている時
角でカキカキして気持良くなって そのまま寝てしまった時
飾り物と一緒に寝ている時
本当に
姿を見ているだけでも
可愛くて
愛おしくて
マイペースで
大人しくて
女の子らしくて
短い時間だったけど 瑠美ちゃんの存在そのものが私にとって
心が落ち着かせてくれる癒しでした。
水を目の前に 何もせずにいる瑠美ちゃん
シャッターを押す時、どこ子もそうですが瑠美ちゃんに対する気持ちを
どんな思いで撮影していたのか。
一枚、一枚、見ていると思い出します。
最後に撮った瑠美ちゃんの姿です。
とっても可愛らしい姿だったけれど
やっぱり瑠美ちゃんには自由にマイペースに好きな所へ
これからは歩んで欲しかったから
燃やしたくなかったけれど決心が揺らがない内に
心を鬼にして京都の北白川ペット霊園で火葬してきました。
愛鳥がいなくなって 何が1番辛いか・・・。
空になったゲージですね。
空になっても どんな風にゲージの中で過ごしていたのか
姿がいなくなっても 錯覚のように見えてしまうんです。
さっさと 片付けてしまえばいいのだけれど
キヨちゃんが瑠美ちゃんのゲージの中にずっと1週間
待っていたんです。
「悲しいね。待っていても 瑠美ちゃん 帰ってこないね。」
悲しんでいるのは人だけではなかったのです。
瑠美ちゃんの1番の友達だったキヨちゃんも寂しかったのです。
時々、サザナミの鳴き真似までしていたキヨちゃん。
キヨちゃんが鳴いている時、瑠美ちゃんは普段は大きな声で鳴かないのに
珍しく大きな声で返事をしてくれてました。
キヨちゃんが瑠美ちゃんを呼んでも 瑠美ちゃんの返事が帰ってきません。
だからキヨちゃんは 瑠美ちゃんのゲージの中でずっと待っていたのです。
瑠美ちゃんにとっても
キヨちゃんにとっても
友達であり 家族だったのです。
キヨちゃんの為にも私は悲しんではいられません。
まだ一緒にいる鳥達は 瑠美ちゃんの分も もっと幸せに長生きしてもらえるよう
小さな命を大切にしていきたいと思います。