忙しさにかまけてずっと更新していませんでしたが、
ようやく落ち着きました。

昨日は、久々のなんちゃって茶席。
ガラス作家の増田建治さんを招いて、
増田さんの茶碗でお茶を点てる会にしました。

$器な生活

こちらがその茶碗です。
お茶を習っている人がみると「ん?」となるそうです。
夏のガラス茶碗は浅いものが普通だからです。

増田さんも実際に使われている状態を見てみたいということで、
久しぶりのなんちゃって茶席になりました。

お茶を習っておられるMさんと大工のmさんに点ててもらいました。
客は増田さんと、料理人のYさんでした。
私は場所の提供と設え係。

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主茶碗 硝子茶碗(増田建治)
替茶碗 蕎麦茶碗(鈴木大弓)
合子 長石蓋物(安永正臣)
棗 黄瀬戸棗
菓子皿 民窯青花磁器(16世紀明朝)
花器 デルフト白皿(17世紀オランダ)
建水 無釉野焼ボール(笹山芳人)
盆 李朝くり抜き盆(赤木明登)
版画 金箔版画(八木徹平)

花は和花がなくてダリアにしました。
皿に水を張ってダリアを浮かべれば涼しげになるかと…。

$器な生活

確かに涼しげにはなりましたが、
ダリアの重さで沈んじゃいました。
ダリア重っ!

さて、主役のガラス茶碗。
確かに熱伝導がいいのか何度もお茶を点てているとずっと熱いままでした。
昨日は盆手前だったので薄茶がメインだったのですが、
せっかくなので濃茶も点ててみました。

すると、これがいいんです。
ガラスなので濃茶が全部見込に落ちてしまうかと思ったのですが、
ぜんぜんそんなことはなく、ちゃんと景色になりました。
外側の景色もまるで葉脈のような面持ち。

それで、夏茶碗としてではなく、
冬の茶碗として使ってもいいのではということになりました。
冬の茶席であえてガラス茶碗を使うのも面白そうです。

茶席は終始なごやかで、とても楽しいものでした。
今まで死にかけで仕事してきたから、
この夏は楽しむぞー!