一昨日、友人二人と伊賀焼でお茶を頂く会をもちました。
1月に福島一紘さんの茶碗を買ったので、それでお茶を飲もうということに。
せっかくだから、伊賀焼メインで楽しもうとなりました。

今回使用したのはこちらの道具たちです。

$器な生活
(右:福島一紘、中:福島一紘、左:谷本貴、上:小島陽介)

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(右上:秋野宏和、左上:新学、右下:不明、左下:渡辺愛子)

小島さんの花器は岩のようなので、あえて小さな白い花を活けました。

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気楽な会なので、料理は割烹で注文して、それぞれお皿に盛りつけます。

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わいわいと話をしながら食べた後は、お菓子を頂きます。
伊賀焼に映えそうな黄色の生菓子、福壽堂秀信の連翹にしました。

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お菓子の後はいよいよお茶なのですが、
今回は気楽にやろうということで盆手前で頂きます。

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(盆:赤木明燈、黄瀬戸棗:不明)

ところが、私は鉄瓶をもっていません。
仕方がないので、急須を使って盆手前をすることに・・・。

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干菓子は山口浩美さんの蒔絵漆カップに餅匠しずくの丹波黒豆で。

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(急須:石黒剛一郎、カップ:山口浩美)

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お手前は後輩にお願いしました。
表千家講師の腕前にはいつもほれぼれ。

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もう一人の客人もお茶を学んでおられるので、
福島さんのもう一つの茶碗で点てて頂きました。

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みんなでワイワイと話ながらのお茶はとってもおいしいです。
せっかくなので、福島さんのこの茶碗に名前をつけてもらいました。

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伊賀茶碗:銘 「樹樹」

釉薬と地肌がまるで桜の幹のようだと感じたそうで、
音も愛嬌のある「じゅじゅ」ではどうか、ということでした。
さすがに女性ならではの視点です。
私や後輩だとこういう見立てはできなかったと思います。

せっかくなので、私の茶室の名前は後輩につけてもらいました。

なんちゃって茶室:銘 「天朗台」

王羲之の「蘭亭序」の一節に

天朗(あきらか)に気清(すみ)、恵風和帳(けいふうわちょう)せり、
仰いでは、宇宙の(之)大を観、俯(ふ)しては品類(ひんるい)の
(之)盛(さかん)なるを察(み)る。

とあるそうで、マンションの13階に作られていることにかけて命名してもらいました。
いや~、後輩の博識にはいつも驚かされます。

最後は、持参して頂いた手作りクッキーとコーヒーで和みました。

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こういう遊びは、やっぱり楽しいわ。
鉄瓶買おうっと。