久しぶりのブログです。





「ぺた」をくださった方には、


そのままになってしまっていて、


すみませんでした。





さて、今日は信楽で作陶されている杉本祐さんの花器です。


6月にアートサロン山木で行われた三人展
で杉本さんとはお会いしました。





杉本さんの花器は、信楽らしい灰釉の焼〆です。


でも、造形はシメントリーでどこか大陸の面持ちを持っています。








器な生活-杉本1







上の写真では分かりにくいですが、


上部はきれいなビードロ、


下部はざらついた質感になっています。








器な生活-杉本2







焼成のときに、下部は灰に埋まっていて、


ビードロにならなかったのでしょう。





でも、その違いがこの花器を引き立たせています。





上部の口周りは、貫入がみられます。





器な生活-杉本3







上部から下部にかけての変化が、


いくら眺めても飽きのこないものにしています。





和室にも合いますが、


きっとコンクリートの壁にも合うはずです。





家にはコンクリート壁がないので、


朱色の壁をバックに花を活けてみました。


かなり渋い雰囲気になりました。








器な生活-杉本4