カードの意味の解説~愚者~ | せいれいのブログ

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せいれいのうらない(タロットカード使用)についての説明、つぶやき、セルフ占いなど

今回取り上げるのは、「愚者」のカードです。

「取り上げてほしいカード、出ておいで」と引いたら、

「愚者」が出てきました。

 

一般的なカードでは「0」の番号を持ちますが、

私が使ってるカードでは、番号を持ちません。

ちょっと特別扱いされてるカードです。

 

特別扱いと言っても

突出して良い意味、ということではありません。

 

カードの意味は、「移行」「旅行」「探究」「自由」「純粋」「無頓着」

……と、いう感じです。

一般的なカードと、似ているようで、ちょっと違う感じです。

 

視線の向きは、「未来」を見ています。

というか、未来に向かって歩いています。

 

 

未来に向かって歩いているんですよ。あし

 

これがポイントです。

 

その「未来」が「良いもの」か「悪いもの」か、なんて、

誰にもわかりません。

予測はある程度できますが、確実なことはわかりません。

予測はある程度できますが、その予測が当たるかどうかなんて、

誰にもわからないんです。

 

だったら

予測したりあれこれ考えたりしても

しょうがないよね。音譜口笛音譜ふっふ~~ん音譜

とりあえず歩くしかないよね。

周りとか、

周りが言う「現実」とか「予測」とか「常識」とか

気にしてる場合じゃないよね。

 

……と、いうのが、このカードです。

 

タロットカードで、

自分の足で歩いているのは、「愚者」だけです。

あとは座ってるか、立ち止まってるか、

馬もしくは戦車にのってます。

 

この

「自分の足で歩いている」

「自分の力だけで動いている」

というのも、ポイントです。

これが、「愚者」だけ特別扱いされている理由でもあります。

「自分から動ける」

「自分だけで動ける」

…って、

わりと特殊というか、変わり者なんでしょうね。

「特殊」「変」だと、聞こえが良くない気もするので、

キラキラ貴重な人材キラキラって、言い換えときましょうか。

 

何に関しても言えるんですが、「動く」って大事なんですよ。

「停滞している」

「留まっている」

「動かない」

って、あんまり良くないです。

 

「現状維持」っていうのも、必要だし、いいんですけど、

「現状」って、刻々と変わりますから。

「現状」を「維持」するには、

実は「現状に合わせた変化」が必要なんです。

それは「停滞」でも「留まってる」でもないです。

ちゃんと「現状」に合わせて動いています。

それは良い「現状維持」です。

 

「今までこれでやってきたから」

「変わる必要ないし、変わりたくない」

「動きたくない」

ってのは、

「現状維持」じゃなくて、

「今の自分のままでうまくいってた過去への逃げ」です。

 

逆位置の愚者は、そんな感じですね。

「周りを気にしない」が、悪い方向に出てます。

周りに起こっている、自分に取り入れるべき変化まで、

受け入れなくなっちゃってます。

だから、迷走します。汗ランニングあせるひ~ひ~あせる

じたばたしてるだけで、進んでません。

同じところをぐるぐる回っちゃってます。


 

そういうわけで

愚者が出たときは、

「とりあえず動こう。」

「動く先が『正解』かどうかなんか考えないで、

右でも左でも、上でも下でも、ななめでも、好きに進んでいいよ。」

「あなたは、自分だけで動く力、ひとりで歩く力を、

ちゃんと持ってるよ。」

……と、いうことです。

 

 

 

※1

あくまで「単体での」「基本的な」カードの意味です。

ご相談のシチュエーションや、

他に出たカードとの組み合わせや位置によって、

スポットがあてられる意味は異なります。

※2

わりと、「せいれいの独自解釈」です。

解説書はそれなりに読んでますけど、

それ以上学校とか通ってるわけじゃないので、

けっこうな独自解釈です。

占い勉強中の方はあまり参考にしないでくださいね。