久しぶりに留学のお話の続きです
ずしーん。と余計リュックの荷物が重く感じる。
きゅるる~ん
と、呑気にお腹がなった。
時間をみれば、もう夕方にさしかかるところ。そうだよね。お腹すいたね。腹時計なっちゃったね。
どうすれば、ここからあまり移動せずにベットを確保してついでに夕食にありつけるかを考えるのよっと必死に考える。
必死に考えてる顔がコワかったのか、受付嬢はひきつりながら笑顔をむけてくれる。
そうだっ!
さっきお姉さん、ここは学生寮って言ったよね。
それなら・・・・こんだけおっきい学生寮なら日本人の1人や2人、いるでしょう~
とりあえず、同じ日本人に頼るしかないわっ。
「ジャポネ、しるぶぷれー」と受付嬢に身を乗り出して無理やりお願いしてみる。
必死すぎて、顔が近かったようで受付嬢が後ずさりしながら
受付嬢「え?日本人?うーん。そうねえ・・。あ!そうだ。そういえばさっき、ここに住んでる学生の彼女が日本人で、さっきちょうど遊びに来てたような。部屋に電話してみましょ」
きゃあ~。天の助け。早く呼んでッ早く!と心は逸りました。
受付嬢が部屋に電話すると、これから受付まできてくれるとのこと。
待つこと3分くらい。
階段の上からサラサラストレートの長い髪をなびかせながら
美しい日本人女性が颯爽と現れました。
天使がー天使が舞い降りてきたー
と本気でその時は思いました。
「こんにちは」とその女性が笑顔で言ってくれました。
そして受付嬢が事情を彼女に説明してくた。
フランス語の説明に相槌をうつ姿は、当時の私にはなんとカッコよく見えたことか!!
彼女が私に「大変だったわね。ちょうどこの寮に住む彼の友達が今日は外泊していて、使ってもかまわないか聞いてみるね」と・・・・・
えっ!
今、なんと?彼女の流暢なフランス語にウットリしてぼ~っとしていた頭がフル回転を始めた。
すぐに彼女はその学生寮に住むフランス人の彼氏を呼んでくれて、その彼氏が外泊中の友達に電話してくれた。
そして、快く1泊することをokしてくれた!!
わーいいいいい!良かった、助かった~!!!
そしていよいよ学生寮に足を踏み入れることになったのです・・・。
続く