はじめてのフランス留学 |   湘南フレンチ・ビストロ料理教室  おうちで作るパリごはん                 ATELIER RUE GREUZE
今日は、はじめてのフランンス留学のお話続きです。

で、マレーシアのクアラルンプール空港は(当たり前だけど)マレーシア人がいっぱいで、ちょっと気温も熱くて、その異国情緒溢れる感じに「ずいぶんと遠くまできちゃったなー」と不安にかられ、早速売店でテレフォンカードを買って日本の実家に電話していた。

やっと、搭乗時間になると今度は日本人の若い女の子を発見した!話しかけてみると彼女もこれからフランスへ語学留学に行くとのことだった。彼女と色々と心配事を語り合って、かなり心が癒されたんだったなあ。

・・・早朝にフランスのシャルル・ド・ゴール空港に着いた。日本人の女の子はパリに行くのでここでお別れ。
私はこれからリヨンに行かなきゃいけないので、TGV(フランスの新幹線みたいなもの)に乗らなきゃいけない。というわけで、乗り場をさがしてさまよう・・・。さまよう・・・。大きな荷物をガラガラ引きながらさまよっていたけど・・・こんなにだだっ広い空港から乗り場までたどり着けないよ!!!
日本でインターネットとかで下調べはしていたけど、全く役立たず。

も。もうダメダ。予約しておいたチケットも乗り遅れてパーになるに違いない。早くもまた半ベソ状態。
日本でもまじめにフランス語を勉強していなかったから、行きかたをその辺にいる人にきけても
答えがっ何言ってるかわからないのよーーーー!!

身振り手振りでやっとのことでTGVの乗り場までたどり着き、ギリギリで乗車することに成功した。

ドキドキしながら初TGVになんとか乗ることができた私はほっと一安心。
お昼くらいにリヨンに到着。なんで留学先をリヨンにしたかっていうと、もちろん美食の街で知られているから。私の場合、食べ物がおいしければどこでも生きていけるんじゃないかという考えで^^

とりあえずタクシーに乗ってみる。ボラれないようにタクシーの運ちゃんににらみをきかせてみる。
運ちゃん「なんで、この子やたら挑戦的な顔してるの・・・?」と思われたに違いない。
まあ、ボラれたかボラれなかったかは相場も分かってなかったので、分かるワケないけど(笑)
で、運ちゃんに「この住所までね」ってホームステイ先の住所を見せた。
「ふーっこれで一安心ダー。あ!そうだ。おみやげ、おみやげ」なんてことをしていると・・・・・・・・・

運チャンは「着きましたよ」と。
ン?ここ家じゃないよね?なんかおっきな公共施設のような建物の前なんですけど・・・と思い

私「ちがうっここじゃない。おうちなの。おうち。メゾン」

運チャン「でも住所はここだけど」

と、とりあえず降ろされてしまった。どうしよう。仕方ないのでその建物の中に入ってみる。すると受付に人の姿が・・・・。

私「あの、スイマセン、私ここでホームステイすることになってるんすけど・・・」

受付嬢「はい?ホームステイ?ここは学生寮よ。申し込み用紙ある?」

というわけで、とりあえず申し込み用紙をみせてみる。

受付嬢「ああ、あなたは明日からこの学生寮に入居になってるわね。今日はまでは他の学生があなたが入る予定の部屋に住んでいるから、とりあえず近くのホテルでも泊まったら?」

がーん。うそでしょー。ちゃんと手続き代理業者にたのんで今日からホームステイって!!!なってたのに・・・・。ううううー。ミスったね。代理業者さん。でもこんな沢山の荷物を持って、ホテル探しにまたさまようなんてできないよお。もうダメダ・・・。ここ2日で何回もうダメダと思ったことだろう。大きなリュックを背負い、スーツケースを持ったまま、真っ青になってボーゼンと立ち尽くしていた。

次回へつづく・・・・