「選挙になぜ行かないか?」
と問われたときに、「わざわざ、投票場に行かなくてはいかないから」
と答える人結構いると思います。
僕自身、もし、インターネットで投票できるとしたら
100%利用します。
では、なぜ、実現しないのでしょう。
それは、固定票を多く持つ強い政治家であればあるほど
投票率が上がって欲しいなんて思っていないからです。
例えば、10万人の有権者がいる選挙区で2万人の票を持つ
政治家がいるとします。
他に立候補者は3人いて、それぞれ、1万人の固定票を持っていると
しましょう。
有権者の50%は、誰に投票するか決まっていることになります。
残りの50%の人が投票に行かなければ、2万人の固定票
を持つ人の当選は確定です。
でも、もし、投票率が上がって、
誰に入れるか分からない人が投票に行ってしまった場合
その数が増えれば、増えるほど、当選の不確実さは増します。
固定票をたくさん持つ人にとって、
「自分に確実に投票してくれる人」
にだけ投票にいってもらい
「誰に入れるか分からない人」には投票してほしくない
というのが本音だと思います。
ですから、今回の都知事選でSNSを駆使して票を
集めた石丸氏に脅威を感じた政治家は多いと思います。
おそらく、インターネット投票が実現していたとしたら
石丸氏はもっと票を集めていたと思います。
「誰に入れるか分からない人」が投票に行くと
思わぬ力になるということが分かったわけです。
政権与党の強い政治家は、何かと理由を
付けて、インターネット投票を阻止しようとすると思います。
でも、国民は投票率を上げるために「インターネット投票」
を要求し続けるべきだと思います。
それが、既得権益を持つ人の力を削ぐ
大きな力になってくれると思います![]()