WANTED!きゅきゅ!~うちの猫探してます~ -3ページ目

WANTED!きゅきゅ!~うちの猫探してます~

9/15日早朝、目を覚ますときゅきゅの姿が見えません…。
完全室内飼いでした。
3週間後、無事保護することができました!

10/4

この日も先日の白黒ちゃんが発見された周辺奥を中心に捜索。
コーナン、ファミリーマート付近からぐるっと回って青葉台周辺へ。

その途中の川沿いの畑の中に謎の物体を発見。
白黒の猫でした!
主人と二人で「?!!!」となり、
そーっと近づいてみることに。
夜中なので見えにくいのですが、特徴的な顔の模様がない。
残念ながらきゅきゅではありませんでした。

ですが、この辺で白黒を見たのは初めて。
近辺の人に聞くも、大体はしましま(キジトラ)や黒猫といったものが多く、
白黒は出くわしたことがなかったのでどきっとしました。

夜間でも白交じりの猫は足元やおなかが白かったりすることが多く、
ライトを当てると遠くからでもなんとなく判別つきやすいということがわかりました。

違う猫でしたが、なんとなくうれしくなり、意気揚々と次に場所へ。
するうと
青葉台あたりの小学校近くのマンション駐車場付近で暗がりの中から光る眼に2匹分を発見。
遠くなので全く色はわからないのですが、
慎重に距離を詰めてみることに。

仲良しっぽい2匹なのできゅきゅっぽくはないのですが、確認。
1匹は白灰の猫。
もう一匹はお母さん猫っぽいのですが、これが白黒でした!!
エサをかさかささせつつ至近距離で確認。
顔の模様は似た感じだったのですが、はっきりとした「傷ぽい白いライン」という特徴的なものではなく、
違う猫でした。

ですが、2匹も立て続けに白黒猫と遭遇。
これは何かの予兆?!と思わずにはいれませんでした。
もしかしたら白黒はこの辺にいるのかも…だとしたらきゅきゅもこの辺にいるのかも??
と思いしばらく青葉台周辺を捜索しましたが以降はなにも見当たりませんでした。

数日前にこの周辺の掲示板にポスターを貼ったのですが、
折込もこの辺には入ってないかもしれないので、もう少しこの辺のお店などに貼ってもらったり、ポスティングもしてみようかということでこの日の捜索は終わりました。


やっぱり、昨日の白黒猫ちゃんのことがあってすぐ、
こちら方面で白黒猫2匹みたということがどうしても引っ掛かり、
なんだかこっちだって導かれているようだと主人と話をしていました。
近いような気がする。
そんな予感がしてなりません。

「どんどん似た感じの猫になってるから次は本当にきゅきゅやわ!」
そんな話をしながら歩いていました。


きゅきゅがよんでいるのか。
神様が猫を通じて道案内しているのか、それはどうだかわかりませんが、
もうちょっとで会える!
そんな気がした日でした。
10/3

この日、昼過ぎ頃に昨日お電話頂いた方からご連絡をもらいました。
内容は、
「一昨日くらいに高校付近の川あたりで消防の人が白黒の猫の死体を引き取っていたというのを友人から聞いた」

というものでした。
「違うかもしれないし、あまりいい知らせじゃないから連絡をためらったんだけど…」
というお話を聞いた瞬間、
嫌な汗が全身から吹き出ました。
胸の内がざわざわしてどうしょうもない心持でしたが、
詳しいお話を聞いて、ともかく追跡して確認をすることにしました。

確かにいい知らせの内容ではありませんが、
もしかしたら…もしかしたら…という思いは常に付きまとっていました。
きっと大丈夫!とは思っていても不安は当然ついて回ります。
連絡くれた方も同じ思いだったと思います。
それでも連絡をしてきてくれたのは「ありがたい」という以外にはありません。
そこまで親身になってくださっているのですから…



読み切るまでご心配をおかけするのもなんですので、
先に結論を書きますと、「きゅきゅではありません」でした。

でも、その時のお話もここに記録しておこうと思います。
この手のお話が苦手な方もいると思います。
そういう方はここで読み進めるのをやめていただいても構いません。
でも、もし大丈夫であればこのお話にも目を通してくださるとありがたいです。


さて、まずは近くに消防署へ連絡を入れると、
本来は市の業者さんが通常処理をするらしいのですが、
今回はすこしやっかいなところにいたようで、消防の方も出動していたようでした。

回収後は、その市の業者さんが引き取っていったそうなのですが、
確か、市の許可が下りないとその業者さんとコンタクトを取ることはできないらしく、
消防の方が業者さんに連絡を取ってくださった後、私たちが業者さんへ電話をすることに。
なんだかこの辺がややこしいです。

でも確かに、白黒の猫だったそうです。

業者さんに連絡を取って詳しい話を聞くと、
その後、市の葬儀施設に今は預けられているようで、
飼い猫かもしれないから確認をしたいと申し出ると、
こちらもまた市の許可がいるということで一旦市の業務課へ連絡をとることに。

この市の業務課ですが、
亡くなった猫や犬の引き取りや交通事故にあったりした動物の処理なども担当している部署です。
きゅきゅが失踪してすぐの週明け月曜日、勇気を出して連絡をしたところでもありました。

業務課のち再度業者さんへ電話して、
やっとこさ確認に向かうことができるように。
急いで今保管されているという葬儀施設へ向かいました。


車の中で、まだわからない。まだわからない。けど…
という思いがずっと回って不安で不安でしょうがありませんでした。
きゅきゅであっても、きゅきゅでなくても同じ白黒の猫がなくなっている。
近くで。
もしきゅきゅだったら、近くにいたのに見つけられなかった。
もっともっとちゃんと探せばよかった。
そんな思いで押しつぶされそうでした。




※ここから先は亡くなってしまった猫ちゃんのお話です。
写真などは載せませんが、もう無理だと思ったら読むのをやめてください。




施設につき、待っていた業者さんと共に保管されている場所へ。
今は火葬前なので、冷凍されていると聞きました。
火葬されてしまうと確認もなにもできなくなるので、
見て確認できる時点に間に合ってよかったと思いました。

発見時は、人目にあまりつかない見えにくい場所で、
川の水に濡れた状態で、見つけた時にはすでに数日たってしまってる様子だったそうです。


冷凍庫の前へ立ち、対応して下さった方が冷凍庫から緑色のポリ袋を取り出しました。
小さなポリ袋です。
凍っているから少し縮んでるし、固まってわからないところもある。
と言われました。

袋を開けるのはとてつもない勇気がいりました。
心臓やら胃やらがそれこそ口からでるんじゃないかという気分でした。
主人が袋を開け、
凍ったことによってひっついているポリ袋をはがし、
中から出てきたのは小さくなった白黒の猫でした。

小さく丸まり、足は固まったまま、毛はペタンこになり
顔はつぶれてしまい、おしりはカラスにつつかれた痕があって少し骨が出ている、
小さな白黒の猫。
一見しただけではきゅきゅかどうかの判別がつきませんでした。


当然、あまり凝視したいものではありません。
でも、この子は私たちに姿を見せてくれているんです。
ちゃんと見ることができないなんて言えるはずもなにもありません。
まだ泣くことだってできるわけがない。

「ごめんね、見せてね。」

小さくそう言って携帯にあるきゅきゅの写真を二人でじっくり見比べていきました。

一番の特徴である顔の傷のような模様は、
顔がつぶれてしまっているためはっきりとした判断がつかず、
凍っているため足などを動かすこともできませんので、
肉球や足にある黒い模様で判別していきました。
肉球にある模様がちょっと違ったり、小さくなっているとはいえ、
大きさ、骨格もきゅきゅほどの大きさはなく、やはりきゅきゅとは違うようでした。

業者の方も、写真のきゅきゅより小さく、まだ子猫に近い感じのようだった。
背中の模様も、真っ黒じゃなくてもうちょっとまだらな感じだったよ。
というお話を聞き、やはりきゅきゅじゃないようだと判断しました。

最後に、かえってもう一度確認できるように、
携帯で写真を撮らせてもらいました。

この小さい白黒猫ちゃんからすれば、
今から天国へ行く前のこんな姿撮られたくなんかないと思うかもしれない。
だから、
「ごめんね。少しだけ写真撮らせてね。ありがとう。」
そう言ってこの猫ちゃんにお願いしました。

別れる前に、
手を合わせ、お祈りをし、ここでやっと少し泣けました。

車に乗る前に、
もう一度施設の中へ向かって、
ありがとう。必ずきゅきゅを見つけるから。ミニ白黒ちゃんは安らかに休んでね。
そう約束とお祈りをし、その場を後にしました。


出る前に業者さんと話をしたら、
詳しい場所は高校の校門前のバス停横に流れるどぶ川のところだったそうです。


この話を聞いたとき、なんとなく、
この子がきゅきゅのところへ導いてくれてるんじゃないかと思いました。
根拠はなにもないです。
ですがそう思えてなりませんでした。
私だけでなく、主人もそう感じたと言っていました。


この辺で白黒の猫はあまり見ない。
だけどこの子はそこにいた。
その場所はまだ私たちがあまり捜索できていない場所。
でも近い場所。


「こっちだよ。もっとこっちの方。」

そう言われている気がしてなりませんでした。



その日の捜索はその子がいたあたり、
もっとその先と範囲を広げましたが収穫はありませんでした。
ですが、やっぱりこっちの方面が気になる。
根拠はないけど気になる。そう感じた日でした。
10/1

前日夜中はさすがに少し疲れがたまっていたのか、
夜中捜索に起きるつもりで仮眠をしたまま、朝方まで起きれず、夜中の捜索ができませんでした。
しまった…と思いましたが、体力のないまま捜索はできない!と思い直し、ポジティブに行くことにしました。

昼間に仕事の合間を縫って、
ずーーーーっと気になってた周囲の会社へチラシを見てもらいに行きました。
夜だと会社さんは当然しまってますし、勝手に敷地にはいるなんてできませんので、
なんとか昼間に一回聞いてみたい!と思っていました。
会社内でじつは飼われてたりしないかなー…とも思いつつ。


会社さんには2件お伺いしたのですが、
入口がわからずウロウロしたあげく、中に入って緊張しまくった声で内線の電話をつなぎ、
「あの、近くに住んでいるものですが、猫が…」
などと説明する人なんか完全にあやしい人ですよね…;
でも、どちらの会社さんも対応してくださった方が出てきてくれて、すごく丁寧にお話を聞いてくださいました。
さすがに夜、敷地内見せてもらってもいいですか…は無茶なお願いだったのですが、
(車とか入ってきますのであぶないですし…とのことで。当然ですね;;)

「スタッフたくさんいるので、みんなに聞いてみて事務所内にも貼っておきますね」
「社員はたくさんいるので、目につく食堂に貼っておきますね」

というような形でご協力いただけてとてもうれしかったです。
本当にありがとうございました!!

でもやっぱりちょくちょく敷地内で猫を見かけることがあるらしく、
ものすごい気になる…白黒じゃないみたいですが。
でもそこは会社さんにお任せですね。

あとは、一番最初に行ったスーパーのクリーニング屋さんにも行ってみました。
スーパー自体には断られたのですが、
クリーニング屋さんは店内に掲示してくださいました!
スーパーと同敷地内にあるので、断られるかと思ってたのでダメ元だったのですが、
本当にありがたかったです。
もっと早くに行っておけばよかった…と後悔。

大手のスーパーや、薬局などそういうところはやっぱり決まりがあるみたいで、
店舗に関係する広告しか貼れないそうです。
人が沢山あつまる分、効果は大きいと思うんですが、
こればかりは仕方がないですね…。


そして夜の捜索はこの日ぐらいから自宅周辺以外にも少し広範囲に回ることにしました。
といっても、今のところ目撃情報などはないので、
猫がいそうなところ、駐車場やマンション、学校付近、公園などをぐるっとまわりました。


10/2
・少し遠目の地域へもポスター貼りに。
・万博公園内捜索


この日は夕方頃に1本の電話をいただきました。
猫好きな方で、周囲の猫にも詳しい方から励ましのお電話でした。
万博へお散歩に行く時など常にチラシをポケットに入れて、きゅきゅに似た猫がいないか見ていてくれたそうです。
すごくうれしかったです。
チラシ、というのは恐らく折込をしたものだと思うのですが、
折込チラシをそうやって大事にしてくださる方がいらっしゃるというのは素直にうれしかったです。
ここでもまた、私たち以外にも探してくれている方が沢山いらっしゃるなあ…と思った出来事でした。

その方からもたくさんアドバイスをいただきました。
万博は一度入口付近を捜索、この日も万博内の捜索をしましたが、
以前アドバイスいただいた方に、万博入口のトンネル付近にはこのあたりのボスがいて、
中々入れるような感じではないと思うよ。
とのアドバイスをもらっていたので、あまり見ていませんでしたし、
なにより敷地が広すぎる上に、もーどこもかしこも「猫いそうポイント」だらけで、
二人で探すには時間が足りない場所でした。

今回お電話いただいた方が、毎日万博見てるから大丈夫だよ。
というのを聞いたときは本当にありがたかったです。
「友達もいっぱいいるし、もし見かけたら情報入るし、こっち側は任せてもらって探さなくていいから」
という言葉はなにより心強かったです。

こうやってお話を聞くと、
お電話やご連絡をいただかなくても、
私たちの知らないところでたくさんの人に助けられてるということを、
今回きゅきゅがいなくなったことでずいぶん感じました。
きっと普段の生活でもそうなんだと思います。
気づかないだけ。でもそれがすごくありがたい。
そんなことをきゅきゅが気づかせてくれたのかもなあ…とも思いました。


色んな方の声を聴くたびに、よし、頑張ろう!という気持ちになれます。
不安な気持ちも嫌な想像も吹っ飛びます。
一人だったらきっと泣くだけだったかもしれません。

何度も何度も書きますが、
本当に、本当にありがとうございます。