封切りしたばかりの映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』を早速観てきた。
ケネス・ブラナー監督・主演。前作の『オリエント殺人事件』、『ナイル殺人事件』に続くアガサ・クリスティの名探偵ポアロシリーズの第3作。
これはクリスティの『ハロウィーン・パーティ』が原作だそうで、映画では舞台を第二次世界大戦後のイタリアのベネチアに移し、ポアロは探偵業をリタイアしてベネチアで余生を過ごしているという設定になっている。
コロナ後に海外旅行の往来が戻った今年は、海外のニュースなどで、ベネチアのオーバーツーリズムの様子が伝えられているが、観光フェリーが停泊し、人であふれかえる現代のベネチアとは違い、映画ではその古い町並みや建物、運河を行きかうゴンドラがなどが美しく映し出されて、しばし、クラシックな古き良き時代にタイムスリップして、これまたクラシックな得体のしれない亡霊が見え隠れするような本作も見応えがあり、映像とストーリーも楽しめた。(これ以上書くとネタバレになりそうなので、この辺でやめておく(笑)
原作は読んだことが無いが、これからハロウィーンの季節の読書にぴったりかもしれない。