Fatherhood | Have a cup of tea

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主に英国に関する出来事を記録しています

ロンドンで上演中のハリー・ポッターの舞台、'Harry Potter And the Cursed Child'の脚本を書籍化したKindle版を入手して読み始めた。ペーパーバック版で読んでいたハリー・ポッターシリーズの最終巻を読んだのが何年も前で、久しぶりの活字でのハリー・ポッターシリーズ。まえがきとして、この舞台のたしか脚本家と演出家の対談が最初に掲載されていて、その後、本編が始まる。

 

 

いつも就寝前にちょっとずつ読んでいるので、今はAct I のScene 15まで進んだところ。ストーリーは、ハリーがお父さんになっていて、息子のアルバスがホグワーツに入学するシーンから始まる。読み進むと、息子を気遣うお父さん(ハリー)と、それをうざがる息子(アルバス)の描写があり、子供の言葉がそっけないうえに辛辣なので、ハリーがちょっと気の毒に思うと同時に、ハリーも普通のお父さんになったんだーとしみじみ。息子が反抗期と言ってしまえば簡単だが、もっと溝は深そうで(そうじゃないとドラマにならないが・・)、ホグワーツの戦いでヴォルドモートを負かしたという偉大な父を持つ息子の苦悩や宿命みたいなものがテーマなのか・・と思ったが、またまたハリーの額の傷が疼きだし、ヴォルドモートの気配が・・・?

 

普段、就寝前の読書は睡眠を誘うことが多いが、これは面白いので、眼が冴えてしまい、区切りのよい1つのシーンを読み終えてもまた先を読みたくなってしまう。寝不足注意。

 

脚本だからト書きが書いてあるため、頭の中で舞台の様子や演出を想像したり、また、ト書きを朗読し、台詞を抑揚をつけて演技っぽく発声して英語の発音の練習をしている。

 

 

お父さんといえば、、この前ライブに行ってすっかり魅了されてしまったリック・アストリーも、合間のトークで娘さんとのことにちょっと言及していた。自分が70年代のハードロックの曲などを演奏するか聴いているかすると、「やめてよ・・・」とみたいなことを言われてしまうとか(娘さんがティーンエイジャーのときの話だったかも?今はもう成人しているようで・・・)。でも、私がもしリック氏の娘だったら、「お父さん、ステージで両手の平を上にしてこう客席を盛り上げるジェスチャーがなんだか恥ずかしいからやめて・・・」と言いたくなるかも。
それで、最近人気のエド・シーランの曲をライブでカバーしているのは娘さんが好きなのかな?と思ったら、リック自身も好きらしい。イギリスのラジオ番組でエド・シーランとリック・アストリーが対談している映像があった → リンク(Youtubeより)

 

にわかにリック熱が高まってしまったので(ニール・ハノン氏に後ろめたさを感じるが・・)、wikiでクイック検索したり、ファンの方の情報サイトからインタービュー記事(3-4年前のもの)を見つけて読んだりしたら、リック氏は27歳のとき(1993年頃)に音楽業界を引退し、なんでも、その時娘さんが2歳だったので、家庭に入った主夫のように、学校の送り迎えをしたり、家族中心の生活を送っていたようだ。奥さんと娘さんと3人、家族が仲良く、いつも一緒に旅行したり、家で過ごしたりしていたという。娘さんはDaddy's Princess(箱入り娘)のような感じか ←(先日のNHKの『大人の基礎英語』で習得したフレーズ)。また、2000年代にはラジオのパーソナリティーを務めたり、時々ライブをして昔の曲を歌って21歳の頃に戻った気分を味わっていたとか・・。で、そのうちにネットのリックロールでリバイバルしたようだ。

 

そして、個人的に嬉しくなってしまった情報を見つけた。リック氏はリッチモンド在住で、リッチモンドパークの近くに住み、パークに散歩に行ったりテムズ川沿いを歩くのが好きなのだそう。3-4年前のインタービューで言及していた在住年数からして、私が滞在していた2000年代初頭にはすでに住んでいたようだから、もしかしてリッチモンドのハイストリートとかリッチモンドパークやリッチモンドヒル、テムズ川沿いですれ違っていたかもしれない?!ここ数年も渡英すると必ず1回はリッチモンドに訪れるので(前回はずっと滞在していたし→今年2月に行ったときのブログ記事)、どこかで会っていたかもしれないな~と妄想。でも、眼鏡などをかけていたら、きっと、すれちがっていてもわからないだろうな・・。リック・アストリーの風貌とリッチモンドがなんだか結びつかない。そもそも、30年前はその端正な顔立ちとカジュアルなファッションからてっきりアメリカ人だと思いこんでいたので(なんとなく50's のシンガーのような雰囲気だった?)。当時は、ミュージシャンの情報といえば、テレビかラジオか音楽情報誌、各種音楽メディアのリーフレットからしか得られなかったから、ダビングテープを聴いていた私は詳しく調べることもしなかった・・・。生まれはランカシャーということだけど、、そういえば、上のエド・シーランとの対談動画のコメントに、二人ともマンチェスター訛りがある、とあった。コンサートのときのトークはゆっくりめにはっきり話してくれたので聞き取りやすかったけど、やはり英人同士のトークだと早口でカジュアルになるのでちょっと聞き取りにくいかも。