この日はオスカー・ワイルドのお墓を詣でるため、ペール・ラシェーズ墓地(Le Pere Lachaise)に行った。この墓地はパリで一番大きな墓地だという。メトロの駅を出ると、ギマールがデザインしたパリではお馴染みのメトロの装飾があった。
駅から歩いてすぐに墓地の入り口があり、そこでは墓地の地図のリーフレットを売っていた。迷子にならないために、また記念に日本語のものを購入(2ユーロ)。何しろ広大なので、あらかじめ地図で観たいお墓をチェックして、歩き疲れないようにルートを決めた。
さわやかな秋晴れの下、歩き始める。墓地といえども、木々や緑が多く、お墓には故人に縁のある事柄をモチーフにした彫刻が装飾されていたりするので、まるで公園のような印象だ。
まず、オスカー・ワイルドのお墓へ。赤いキスマークや落書きだらけで、ちょっと興ざめしたが、それほどこの墓地の中でも、彼のお墓を訪ねる人が多いということだろう。この旅の間、ちょうど『ドリアン・グレイの肖像』を読み終えたところだったので、タイムリー?な墓参りとなった。
その後、エディット・ピアフ、モディリアーニ、ショパン、ジム・モリソン、ピサロ、などのお墓を見て回った。ショパンとジム・モリソンのところでは猫がいた。まるでお墓の見張り番をしているような猫たち。
そのほか、「墓所の最古参」であるというエロイーズとアラベールのお墓も写真におさめた。
また、リーフレットには、パリで亡くなった最初の日本人で佐賀出身の野中元右衛門という人のお墓があるというので、地図の場所を探してみたが、見つけることができなかった。1867年のパリ万博にのためい佐賀藩の派遣団の一員としてパリに渡ったが、到着したその日に急死してしまったという。長旅の疲れだったのだろうか、お気の毒である。
ペール・ラシェーズ墓地は、パリ観光もし尽くして、ちょっと街の喧騒から逃れたい場合に、お勧めのスポットである。また、自分の思い入れのある故人のお墓参りをして、インスピレーションを得ることができるかも。
墓地の後は、メトロでシテ島へ。メトロのシテ駅を出るとガーデン用品や装飾品を売っているお店が並ぶ。ここへ来るのは3度目くらいだ。ガーデンチャイムやかわいらしいアクセサリがたくさんある。観るだけで何も買わず。
その後、ノートルダム大聖堂へ行く。
ここも訪れるのは3度目くらいだが、時間があるので中に入り見学していると、キリストの聖書の物語の彫刻のところで、日本語を話すおそらくフランス人の神父さまが、日本語版解説を貸してくださり、それを読みながら彫刻を見学できた。
そして、一度ホテルに戻り、またフランス人の友達と会い、モンパルナスのカフェ、ラ・クーポーラに行った。夕方だったので、お茶することに。ここもラ・ドームと同様、芸術家が集ったカフェだ。中は広くて明るい雰囲気だった。
私はショコラ・ショーを、友達はヴァン・ショー頼んだ。ショコラ・ショーは、ホットチョコレートとホットミルクが別々にサーブされ、私が最初にホットミルクを空のカップに全部入れたら、ウェイトレスのお姉さんがびっくりした表情をして友達に何か言っていた。どうやら、最初にホットチョコレートのみを飲んでみて、もし濃かったら、そのミルクで調節するのだという。しかしミルクを入れてもホットチョコレートはとても甘くて濃厚だった。













