長谷川徳子です。

 

私と同じ病にかかり、

ほぼ同じ時期に切除手術をした友人は、

今年になって再発し、そして先月、旅立ちました。

 

そして、今日、同じ病で、小林麻央さんが亡くなられました。

 

同じ病なだけに、他人事ではなく、

さらに、最愛の夫と小さな子供を残していかざるをえなかった無念さを思うと

どんな言葉でも言いあらわせない気持ちです。

 

たまたま、今日は終日仕事だったので、海老蔵さんの会見を見ずに済んでいます。

見てしまえば、自分がどうなるかという想像ができるので、

願わくばこのまま会見を見ないままでいたいと思っています。

 

海老蔵さんの会見前の過熱報道について、あれこれ意見が出ていたことなどは

SNSで少しだけ見ました。

 

きっと私のように、同じ病の人、または、同じ病を患う家族を持つ人は、

本当に身を切られるような想いで、今回のニュースをご覧になっているかもしれません。

 

私の家族もきっとそうだと思います。決して口にはしないけれど。

 

 

 

同じ病でも、亡くなる人もいれば生き続ける人もいる。

 

同じ病でなくても、たまたま事故にあって亡くなられる方もいる。

 

そして、今・・・

私は、生きています。

 

 

 

 

散る桜 残る桜も 散る桜

 

 

 

 

私は、自分がガンになったあとに、この良寛の辞世の句を知りました。

 

死にゆく私も、その死にゆく私を見ているあなたや周りの人も

(いつかは必ず)死んでいくのだ。

 

という意味だと私は思っています。

 

 

早い遅いはあれど、人は必ず死ぬ。

 

 

だから、私は、私自身と私の前にいる人に

誠実に接すると決めています。

 

できることもできないこともあるけれど、

自分の体調やその他の理由で、わちゃっ!ってときもあるけれど、

そのときは、一生懸命謝罪します。

それから、また、私のできることをさせてもらいます。

 

私がしたいこと、するって決めたことは、一生懸命するって決めてます。

 

 

いつ散っても悔いの残らないように。

 

 

いつだって、のりのり♪は、元気でおもろくて、

のりのりと話をすると元気をもろたわ~って

思ってもらいたいから。

 

そういう意味では、私自身が咲くのではなく、

私の周りの誰かを咲かせるお手伝いが本命かも。

 

 

散ることを怖がるのではなく、

散るまでずっと、

誰かを咲かせるお手伝いをし続けたい。

 

 

と気付かせていただいた小林麻央さんの訃報でした。

 

本当に心よりご冥福をお祈りします。

 

               長谷川徳子