ふと気が付いたら…3
2002年3月4日 ジュリー師匠の作品
※この作品は、過去にぼくがエッセイでオマンジュさせていただきました



ふと気が付いたらすっぽんぽんでエプロンしてキッチンに立っていました。
ナニしてんねん?……と悩みましたが、気を取り直して目玉焼きを作ることにしました。
作り終わってさぁ食べようと思ったら、ソースもケチャップも何もないことに気付きました。
ち!…仕方ねぇや。
冷めたらまずくなるので、急いで近くのコンビニに買いにいくことにしました。
ところが、一番家から近いコンビニに行くと、なぜか改装中でした。
仕方ないのでかなり遠くのコンビニに行くことにしました。
さて、やっとの思いで店に入ろうとしたとき、自動ドアかと思い込んでて思い切り手動ドアにぶつかり、大の字にひっくり返ってしまいました。
ん?痛いけど…うん、確かに痛いねんけどさ〜?
それより……なんかスゥ〜スゥ〜するし……(謎)
あ!!!!!!!!!( ̄▽ ̄;)!
そう、セーラームーンのエプロンがまくれあがり、すっぽんぽんの裸身が……。
し、しまった!!忘れてたし〜(激照)
辺りを見回すと、幸い誰もいてなくて、店内の店員も気づいていないように見えました。
慌てて起き上がるとエプロンを直し、なにげない顔で店に入りました。
取り合えずソースとパンツを手に取ってレジに向かいました。
『◎◎◎円です』
あ…お金が足りんやん…(-.-;)
どうしよう…目玉焼きをおいしく食べるか、取り合えずパンツを履くか…。
うーん、せっかくここまで来たことやし。
おいしく目玉焼きを食べることにしよう!!
そう決心して手に取ったパンツを元に戻しに行こうとしたときに、店員がつぶやきました。
『パンツ…に…しといた方が…』
それを聞いた僕は、一瞬身動きすら取れなくなりましたが、必死の思いでソースを元に戻し、
冷ややかな店員の視線に耐えながら慌ててパンツを買って店を出ました。
……30分後……
冷えた味気ない目玉焼きを、子供用パンツ姿で食べてる自分がいました…(号泣)