エッセイ
「100回言うと本当になる魔法」


どうも。RIOです。

なかなか書けてないエッセイに挑戦しまーす。
タイトルを見てどう思いました?《どうって、あのまんまやろ》
なんだかファンタジーな感じしまへんか?《せん!》
ではどういう事なのか、これからまったりと説明します。《まったりせんでええから》


嘘でも例えでも、空想でもでたらめでも、もちろん本気でもなんでもええんですけど。
そんなワードを100回連続で言い続けると、その通りになるっていう魔法、あったらおもしろいと思いまへんか?
注意するのは簡単。
途中で区切ったらあきまへん。
そして1文字でも間違ったら無効になります。
ちゃんと声に出す。(無声音でも可)《ええんかい》
思っただけとかは無効。
どの場合でも、1からやり直さなければなりまへん。
何があっても正しく100回連続で言い続けないとその通りにならんというファンタジックな魔法ですねん。《どこがファンタジックやねん?》
もしもそんな魔法が使えたら、なにをゆーてみよっかな?

やっぱり本当にその通りになるなら、できとーな事よりも本気で思ってる事がええですよね。
例えばぼくなら……
『病気が治る』
これを100回ゆーとほんまに病気が治る。
めっさええじゃないですか!
しかも言葉も短いから100回ぐらいすぐに言えるかも。楽勝~♪《なんか簡単に有頂天になっとるな》
でもよう考えたら、『病気』だけじゃかなり曖昧ですよね?
ちゃんと病名も指定せな魔法が効かんとかやったら元も子もあらしまへん。
魔法側の方も、
「え?病気ってどの病気?あの病気?ガスが溜まってるやつ?ストレスで大食いするやつ?ニコチン中毒?目ヤニが多いやつ?毛が濃いやつ?鼻くそ取りたくてウズウズするやつ?一体どれ???」ってな感じで混乱するかも。《あんた病気多いな。ってか、奇行ってやつか?》
魔法側が混乱せんように、できるだけ具体的な内容を口にした方がええかもですね。

そりゃ病気は治したい。当然です。
じゃあ病気が治ったとしましょう。
これでぼくは健康になって長生きできる!!
次はどうしよう?
どんな事をほんまにしたろかいな?
そこで考えたのがこれです。
『彼女と一緒に小学校5年生まで若返ってぼくは男になる』
これは素晴らしいグッドアイデア♪《どこがやねん?》
これがほんまになると、若い男女からやり直せる!《やり直したいんかい…》
だがこれには難関が…。
こんなに長いワードを100回連続で言えるんやろか?《かなり難しそうやな》
しかも1文字も間違えずに。
ちょっと自信ないなぁ。
なんとか必死になって気を付けながら言い続けたとしても、途中で集中力が途切れるんとちゃうやろか?
そんな時って…
『彼女と小学5年に若返ってキミは男になる』
とか言い出しそうで怖いです。《そこまで間違えるか?》
まぁ間違ってるから無効になって、ほんまになる事もないんでしょうけど。
もしもこの間違いのまんまで最初っから100回連続で言い切ってしまったら……(ㅎ.ㅎ )
『キミ』ってゆーのが誰を差すのかが一番気になるところですな。《気になるよな》
魔法側が『キミ』=『彼女』って捉えてしまった場合、彼女と二人で小学5年生に若返ったのはええとして、男になってしまった彼女とやり直す事になる。
いや、一体なにをやり直すと言うのか……(ㅎ.ㅎ )《なんやろね?》
いくらなんでも男とやり直すなんて、とんだクソ魔法だぜ。《あんたがクソやがな》
それか…
魔法側が『キミ』=『ぼく』と捉えたら、これはめっさ喜ばしい事になりますな。
できればこっちに捉えていただきたいものです。《そんな危ない橋渡るより正確に慎重に言い続けたらええがな》

あとは…《まだあんのかい?》
すごい遠くに行って、疲れてしまった時に、
『いますぐ帰る』
って100回連続でゆーてすぐに帰れるという、地味やけどなかなか便利なワード。
言葉も短いし、間違えんでしょ。すぐにほんまになりまっせ~♪
あ…でもちょっと心配…。《なにがや?》
魔法側が『帰る』=『カエル』って捉えてしまったら…。《え?》
ぼくはすごい遠くの地ですぐにカエルになってしまいます。《ほんまやな》
これはもう、すぐ帰るどころか事実上帰るのは不可能ですやん。《無理やな》
しんどくても、帰るのが遅くなっても、人間のままがええですな。《そらそーだ》
あとまだ心配が…《なんやねん?》
『帰る』=どこに帰るのかが明確でない。これって怖くないでっか?《確かに怖かも》
なんとなく出先から家に帰るような気持ちでおるんですが、魔法側が違う捉え方をする可能性がBIGです。《大きいな…》
『いますぐ帰る』
と声高らかに100回連続で言い切った途端、オカンのお腹の中に帰ったら怖い!!《ホラーか!?》
もしそうなったらぼくは…
「ただいま~」
ってゆーしかないですな。《ゆーてる場合か!!》
ほんでオカンだけやなくて親父までが
「おお、帰ってきたか。お帰りやで~」
とか言いながらオカンのお腹をなでなでしそうで、それはそれで怖いかも。《そこも怖いんかい》

それとか…《まだ終わらんのかい》
もうちょっとふざけてみましょうか。ぼくにしては珍しく。《いや珍しくないから》
『日本列島が大西洋に移動』
これはすごくないでっか?《えらい思い切ったな》
遠かったヨーロッパ旅行がめっさ安くで行けるんちゃいます?
それだけやないです。
なんと!!
アメリカもめっさ近い!!《確かに》
前はヨーロッパ、背中はアメリカ。
ついでにゆーと、股の下はブラジリアン・ワックス。《それ必要ないから》
タイタニック号沈没観光は、飛騨高山あたりかな?《なんじゃそりゃ!?》
ぼくとしたら中国や北朝鮮、韓国や極東ロシアから離れられるだけで嬉しい限りです。
あ、それなら…
『日本列島と台湾が大西洋に移動』
に変更しよっかな。ちょっと長くなったか…。《ちょっとだけな》
『大西洋』を『太平洋』と言い間違えたら…
ハワイ旅行がめっさ楽になりますね。《台湾とセットな》



これは…もっと色んなワードで考えてみたいですな。《いや考えんでええから》
もちろん、100回言い続けるのは夜中にこっそりにします。《こっそりすなすな》

ではまた。