2023年5月28日(日)日記
「チームのお食事会2」


どうも。再びおはようございます。RIOです。

朝の家事をしながら合間にこれ書いてます。
忙しいけど、楽しいでーす。




昨日分割の刑を言い渡していた記事「チームのお食事会」のつづきです。
いきなり分割の刑やなんて…可哀そうに…《あんたや》
これは冤罪やで~。頑張りや~。《なにゆーとんねん…》
必ず面会しに行くからな~。《妄想から戻って来いって》

というわけで、スマホを家に忘れてきたあたしを乗せた真っ黒んぐタクシーは《タクシー扱いすなすな!》とある街の駅付近の繁華街に近付き、コインパーキングに駐車しました。
その手慣れた様子を見てあたしは、真っ黒んぐに言いました。
「この辺りによく来るの?」
「はい。私は同じ市内でももっと不便な所に住んでるんで、車でよく来るんです」
「そうなの?じゃあたしと一緒だね。あたしも不便なとこに住んでる。もっと田舎だけどね。じじいばばあとイノシシしかいないエリアだよ」
「え?そうなんですか?」
ビックリしてあたしの横顔を見ている真っ黒んぐに対してあたしは、ニヤリと笑うだけにしときました。《なんかゆーたれよ!》
車を降りて繁華街を歩きながら、そんな事を話していました。

その街は会社からそんなに遠くはないんですが、付近は夕方になるとめっちゃ渋滞します。その時もけっこうええ時間になってたので、あたしたちは予約している居酒屋を目指しました。
あたしはなんも知らんかったんですが、真っ黒んぐはそのお店の場所を知ってるようで、長い髪を揺らしながらスタスタと歩いています。
しばらくあっちを曲がりこっちを曲がりそっちにひっくり返りしてると《ひっくり返ったらあかんがな》、なにやら見た事のある人が…。
お局さまとハゲ親父でした。目的の居酒屋の前で立ち話をしている怪しい男女の姿…。《おいおい》
近付くあたしたちの姿に気付くと、笑いながら手を振る二人。
それを見たあたしは、さっと真っ黒んぐを引っ張ってわざとらしく物陰に隠れるフリをしました。
ビックリする真っ黒んぐ。
そんな事をしながらあたしたちは、二人に近づいて急に気付いたフリをしました。
あたしはわざとらしく
「あらま!お二人さまとは気付きませんでしたわ」
って言いました。
そしたらハゲ親父が
「なになに~?ほんとに気が付かなかったの?こっち見てたよね?」
お局さまも
「なんかわざとらしくない?その態度…」
真っ黒んぐは無言で戸惑ってます。
あたしは言いました。
「いや~あたしはてっきり不倫してる見てはいけない現場を見てしまったのかと思って焦っちゃいました(笑)」
すると二人はギョっとしてお互いの顔とあたしの顔を交互に見て口をパクパクさせていました。
そしてまたあたしは畳みかけました。
「あ…すみません。図星だったのかな……( 一一)」
二人は
「いやいやいや、ないないない。あのねリオさん?」
ってめっちゃ焦ってます。
あたしはうつむき加減に小さくなりながら言いました。
「わかってます。この事は誰にも言いません。ねぇ、真っ黒んぐさん」
真っ黒んぐは目を見開いて
「え?ちょっとリオさん?えっと…」
と、彼女もかなり焦ってます。
そしてあたしは言いました。
「一応さっきスマホで写真だけは撮っておきました(笑)記念写真、あとで送りますね」
するとお局さまがすかさず
「あなた今日、家にスマホ忘れてきたって会社で騒いでたよね?」
「おお、そーだそーだ!」
ってハゲ親父も急に元気になって言い出しました。
なのであたしはニヤニヤしながらハゲ親父に言いました。
「わかってますって。奥さんにバレないようにね」
すると興奮したハゲ親父がでっかい声で
「おーいリオさーん!おーい!」
周りの人がジロジロ見てました。《当たり前やんけ》
お局さまが周りをキョロキョロしながら
「あのねリオさん、わたしにはちゃんと彼氏がいるから。不倫なんてしないからね」
って言った瞬間、ハゲ親父と真っ黒んぐはあんぐりと口を開けてお局さまの顔を見つめていました。
あたしだけニヤニヤしながら
「今スマホでしっかり録音しましたよ。詳しい話はお店の中で聞きますから」
お局さまは座った目であたしだけを見ながら今度は落ち着いて言いました。
「スマホ…持ってないよね」
ふと気付くと、ハゲ親父と真っ黒んぐも座った目であたしをジッと見つめていました。

とかなんとかゆーてたら、時間になったんでお店に入りました。もちろんあたしが先頭で。《店の外でなにやっとんねん?あんたら》

店内は広くて綺麗で、予想以上にオシャレな感じでした。
居酒屋とゆーよりは、フレンチかイタリアンのレストランみたいな感じ。
あたしたちは奥の個室に案内されました。
その個室もすごくオシャレでビックリしました。
個室に入るなり辺りを見回しながらハゲ親父が言いました。
「お~!シャレオツ~」
あたしはすかさず言いました。
「シャレオツって、ダサいですよ?」《あんたも相当ダサいよな》
そんな事には耳も貸さずにお局さまが
「えーっと、席はどうしよっか?好きなとこでいいかな?」
すると真っ黒んぐが
「いや、やっぱり先輩方が上座に」
「じゃあたしは下座がいい~」
ってあたしがゆーと、お局さまが
「どこでもいいじゃん。好きなとこでいいよね?」
ハゲ親父も
「うん、好きな席でいいよ」
そしてあたしは言いました。
「じゃお局さまとハゲ親父は隣どうしって事で」
ハゲ親父は
「え~なんで~?またまた~」
あたしは
「まんざらでもなさそうですね(笑)」
するとお局さまが
「あのね、さっきからリオさん…」
あたしは遮るように真っ黒んぐに向かって
「他の人まだ来ないね。みんな車だよね?」
真っ黒んぐは腕時計を見ながら
「きっと案山子さんとバッシーくんは家に車置いてきてるんだと思いますよ。飲みたいだろうし」
と言いました。
あたしはそんな真っ黒んぐの顔をボンヤリ見ていましたが、ふとある事に気付いて思わず大きな声で言いました。
「あれ!?真っ黒んぐ?眼鏡かけてないの!?」
すると真っ黒んぐも驚いた顔をしながら
「何を今さらそんな怖い目をしてるんですか?来る時に気付かなかったんですか?」
ハゲ親父も
「リオさん、ほんとに目が怖いから(笑)いつものやる気のない目に戻ってよ」
あたしはハゲ親父の方を向いて
「どーゆー事ですか?」
そしたらお局さまも
「リオさんは見たことなかったんだよね、真っ黒んぐのこういう姿。会社の外ではいつもこうだよね~」
って真っ黒んぐに向かって同意を求めた。
あたしは
「ああ…あたしは彼女の車に乗り込む時、緊張してたから気付かなかった…今初めて気付いてビックリした…」
真っ黒んぐはあたしに
「リオさん、緊張してたんですか?なんでまたわざわざわたしなんかに?(笑)」
「緊張なんてするんだ~」
とハゲ親父がニヤニヤしてたので、あたしは
「寝てる時以外はずっと緊張してますからね」
って言うと同時にみんなは失笑していました。《そらそーやろ》

適当に席に座ってそれぞれが下らない話をしてたら、案山子が汗をかきながら入って来ました。
それから少しして、最後にバッシーが到着。
これで全員が揃いました。

ここからがお食事会の本丸です。
時間がないので、つづきは次回って事で(;^_^A《まーた分割かい!》

また会いましょう。

ほなね~♪♪