白黒会話・特別編社会人ライフ6
※ちょっと前の作品


白神:昨日ぶりですね。
黒山:昨日ぶりやな。あれから忙しかった?
白神:いや、そうでも。家事もやったし、ネタも考えたし、プリンも食べたし、記事も投下したし(笑)
黒山:忙しそうやんけ。
白神:そういうチミは?ネタも送り付けてたし。あのあと考えてたんでしょ?
黒山:いや、あれは最初のネタをキミに送ったあとに考えてあったやつ。
白神:マジでっか?
黒山:昨日は昨日でもう考えたから。また送り付けたるわ。
白神:早いな…。わかりました。
黒山:で、今日も時間があったんで、会話しようかと思って連絡したんやけど。大丈夫って事でOK?
白神:はい。それぐらいの時間はあるんで。
黒山:いや~でもあの社会人ライフは、オレの中ではちょっときつかったわ。色々思い出したやろうけど、キミは大丈夫?
白神:今はもう大丈夫です。大昔の事ですからね。
黒山:そか。なら良かった。
白神:じゃ、つづき始めましょうか。
黒山:了解。


【9】

白神:もうこれはいつやったか思い出せまへん。会社での日常的なひとコマです。
黒山:うんうん、わかった。
白神:仕事中あたしは、ふと遠くの、現場と現場の間の通路におる色黒くんと色白くんを発見しました。
黒山:遠いんやな?
白神:はい。誰かはわかるけど、声はぜんぜん聞こえないぐらいの距離です。その離れたところからあたしは、2人の様子を見てました。
黒山:なんや?仕事中やろ?ヒマやったんか?
白神:まぁその時はね。で、じっと見ていたら色黒くんと色白くんが仲良さそうに喋ってました。色黒くんが身振り手振りでいっぱい喋ってて、それを色白くんは腕組みしながら時々うなずいて聞いてる…そんな感じでした。
黒山:うんうん。
白神:しばらくはそんな感じでしたんやけど、急に色黒くんが色白くんの肩に手を置いたんです。すると色白くんは腕組みしたまま首をかしげ、ニヤニヤしたまま首を横にふりました。
黒山:一体なにを喋ってるんやろな?内容が気になるわ(笑)
白神:あたしもそうでした。すると色黒が急に、やや大げさな動きで色白の首を絞め、揺さぶり始めました。
黒山:おいおい、大丈夫か?
白神:どう見てもふざけてるようにしか見えんかったです。色白はそこから逃れようとしてるっぽいフリをしていました。そのうち2人は、遠くから見てるあたしに気付いて、2人ともニヤニヤしながら、色黒くんが色白くんの肩に手を置いたまま足早にあたしの方に近づいてきたかと思うと、色黒くんがあたしに向かって言いました。では短いけどここだけ会話で。
黒山:会話するんかい。

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色黒:なぁリオ。お前もそう思うやろ?
リオ:知らんがな!!
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白神:そんなアホみたいな日常のひとコマでした。
黒山:ほんまアホやな(笑)
白神:なんか質問あります?
黒山:ない。


【10】

白神:2002年1月のとある土曜日の休日、3回目の3人遊びです。
黒山:高卒男子2人とキミやな?
白神:そう。今回はなんと、あたしの車を出しました。
黒山:ほぉほぉ。キミの車は軽やったよな。
白神:そうです。でもちっさかったですけどね。中も狭いし。ほんでマニュアル車です。
黒山:ちなみに他の2人も当然マニュアル車の運転できるんやろ?
白神:免許は運転できる免許でしたけど、色黒くんは嫌がってました。マニュアル車は嫌いって。
黒山:そうなんかい。って事は、色白は大丈夫?
白神:好きでも嫌いでもないってゆーてました。
黒山:なるほど。
白神:ほんで今回は、まず新大阪に行って色白くんを拾いました。次はまた新御堂筋を北上して箕面へ向かいました。
黒山:色黒か。って、あいつはまだ実家暮らし?
白神:はい。あたしがあの会社におる間は実家でしたね。
黒山:そうなんや。
白神:で、箕面での待ち合わせ場所は前回とは違う場所でした。
黒山:違うんや。変えたんか?
白神:変えましたけど、特に理由はないです。しかも説明できるようなとこでもないし。色白くんがゆーには、前の場所よりさらに色黒くんの家に近くなったらしいですけど。
黒山:そうなんかい。じゃ色黒が楽になったって事か。
白神:そーですね。で、ここで全員が合流。
黒山:時間は何時頃?
白神:もうお昼頃ですね。
黒山:相変わらず集合時間遅いな。
白神:前日の仕事で疲れてましたからね、全員。
黒山:じゃあ出発してすぐメシか?
白神:いや、みんなブランチを済ましてきたんで、ご飯は夕方の予定でした。
黒山:そうか。で、今回の行き先は?
白神:はい。今回は京都の嵐山です。
黒山:ほぉ~ええとこやな。って言うか、電車の方が便利ちゃう?
白神:普通はね。だけど電車じゃみんなでゆっくり喋られへんでしょ?車やったら移動中ずっと喋られるし。
黒山:キミら、そんなずっと喋るんか?
白神:喋ってますよ?ずーっと。色白くんはそうでもないですけど。
黒山:そうなんかい(笑)
白神:運転は当然あたし。助手席は色白くん。後部座席は色黒くんです。
黒山:色黒がうしろか。わざとそうしたんか?
白神:いや、なんとなくです。なにも操作してまへん。
黒山:そうか。
白神:そんなアホな3人の乗ったあたしの車は、渋滞しがちな国道171号線には出ず、ずーっと北摂の裏道を東に向かってひた走りました。あたしの頭の中では主なルートは2通りありました。1つは茨木市・高槻市の郊外→島本町(サントリー山崎蒸留所で有名)→京都に入って大山崎から北上→長岡京市→向日市→桂川沿いに北上→阪急嵐山線沿いにひた走り嵐山に到着っていうルート。もう1つは茨木市郊外をひたすら北上して京都の亀岡市に入る→国道9号線を東へ→阪急嵐山線沿いに北上しひた走って嵐山に到着というルート。
黒山:キミ、なんでそんなルート知ってんの?大阪市内の人間やろ?
白神:そーですけど?
黒山:北摂のオレより詳しいやんけ。
白神:え?チミって…あ、そうか。ジュリーやったね(-_-;)忘れてた。旧クロちゃんの黒山くんのイメージでしたわ。
黒山:オレも大阪市内より北摂とかの方がよう走り回ってたから、道はそっちの方がよう知ってるけど。キミはちゃうやろ?
白神:そんな事ないです。あたしは車とかバイクに乗り始めてからは大阪市内よりも北摂とか神戸、京都を走り回ってました。特に大阪市内は車は不便ですから。あと、この当時はまだバイクには乗ってなかったですけどね。車のみでした。
黒山:ああ、それはわかる。で?どのルート使ったん?
白神:その日は2つめの亀岡を通るルートにしました。そんな気分やったんで。
黒山:国道9号線やな?
白神:はい。阪急の嵐山駅付近の駐車場に車を停めました。当時は一日駐車して800円ぐらいやったかな?しかも歩いてすぐ桂川と渡月橋があるええ場所です。
黒山:桂川の反対側の方が車も人も多いよな、確か。
白神:はい。絶対あたしが停めたとこの方がお得です。自慢してごめんね。
黒山:ええよ。お尻とパンツとこの自慢ぐらいやろ。
白神:どないよ?それ。さぁ、嵐山に到着。あたしたちは散策を開始しました。
黒山:どうせ散策してたんは色白ぐらいで、キミと色黒は喋りまくってたんちゃうんか?
白神:はい。しかも中身のない話ばっかりで。なのでここから大幅に省略します。
黒山:ルートの説明は細かかったくせに(笑)
白神:まぁ色々歩いて、いっぱいあるお店を覗いて、どっかでソフトクリーム…いや、ちゃうか?なんか買って、桂川に降りて食べました。
黒山:ソフトクリームは寒いやろ。キミは寒がりやし。
白神:そうですね。多分ソフトクリームじゃなかったんでしょう。どーでもええ話ですな(笑)
黒山:いつもの事や(笑)
白神:ではここで桂川と渡月橋を眺めながらの会話を。
黒山:はいはい。

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リオ:こんな寒いのに人多いなぁ。さすが嵐山やわ。
色黒:桜と紅葉の時のがもっと多いで。渡月橋の上もすごいし。
リオ:彼女と来たんやろ?
色黒:お前な、口を開けば彼女の事言うよな。そんなにオレの彼女の事が気になるんか?
リオ:狙ってるからな。
色黒:おーい!!狙うなよ!!しかもお前、オレの彼女の顔知らんやろ?
リオ:知らんけど、多分可愛い系やろ。
色黒:なんや…なんで当てるんや。
リオ:すぐわかるって。色黒くんみたいな性格は、可愛い系がタイプやねん。それ以外は目もくれへん。
色黒:さすが。鋭い分析やな。
リオ:色黒くんが鈍いだけやん。
色黒:そやな。納得。
リオ:ほんで彼女さんの方は、男は顔やないって思ってる。だからその結果が色黒くんや。
色黒:なんかちょっと嫌な気持ちやけど、認めよう。
リオ:なぁ。ちょっと聞いてええ?
色黒:ええけどお前、口の周り汚いぞ。拭けよ、ほら。(ティッシュを取り出して渡す)
リオ:拭くのは最後にする。で、彼女さんはあたしみたいな顔でも付き合ってくれるかな?
色黒:そんな汚れた口のまんまでいきなりそんな話かい。付き合うかどうかはオレにはわからんけど、まぁリオはオレよりも男前なんは認める。
リオ:そんな事ないわ。
色黒:色白とどっこいどっこいやな。いや、リオの方が綺麗かも知れん。
リオ:綺麗っちゅーのはあんまり嬉しくないけど。色白くんはどう思う?
色白:(笑)
リオ:男前やって♪
色黒:ゆーてへんし。でも色白には取られかねへんから、会わせんとくわ。
リオ:え?彼女さん?
色黒:そう。
リオ:まさか色白くんが?それはないわ~。ないやんな?
色白:(笑)
リオ:なんか言えや!!
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黒山:キミさ、一体なに食ってたんや?口の周り汚してたみたいやけど。
白神:…どら焼き?いや、覚えてへん。でも汚れてるって指摘されてちょっとイラっとした覚えがあります。
黒山:イラってすんなよ、偉そうに。
白神:その代わり顔はニコッ♪ってしてましたよ?
黒山:嘘つけ!!
白神:こんな感じでしたけど、なんか質問あります?
黒山:え?これで終わり?
白神:終わりです。このあともちょっとプラプラして、車に戻って、色黒くんを箕面で降ろして、色白くんを新大阪で降ろして帰りました。特におもろい話もなく。
黒山:そうなん?夕方に食事するとか言ってなかったっけ?
白神:せんかったんです。ほんでも無理やり出来事があったとすれば、帰りに名神高速の茨木インター付近のホテル街を通った時に、色黒くんとあたしが大騒ぎしたぐらいですかね?
黒山:日常の光景やないか。で、色白ともさっさと別れたん?
白神:はい、この日はあっさりと帰りました。じゃ次。
黒山:はい。


【11】

白神:2002年5月頃の話です。当時、うちの会社にはシャワー設備があって、主に現場の男性と現場のおばちゃんが仕事終わりに使っていました。若い女子で使ってるの見た事ないです。まず使ってなかったと思います。5月になると日中汗かくので、仕事終わりにあたしはシャワーを使っていました。しかし若い女子がシャワーを使うのはかなり珍しいので、同期の女子からまた陰口を叩かれました。そうやってわざと目立った事して男の注目を浴びようとするあざとい女って…。まぁいつもの事でしたし、陰で言われてるだけなんで無視してましたが。
黒山:バトルとかにはならんかったんやな?
白神:ないです。で、やっぱり仕事が遅くに終わった日、高卒男子2人が揃ったのでシャワー使用後に食事に行きました。
黒山:ちょっと待った。その時にシャワー使用したっていうのは、3人でシャワー浴びたって事?
白神:そんなわけないでしょ。なんであたしが仕事終わりに会社のシャワー室で男と3Pするん?
黒山:こらこら。3Pって言うな。
白神:いや、チミがそんな話するから。
黒山:シャワーを一緒に浴びたんか?って話や。冗談やけども。
白神:あたしのも冗談ですけど。
黒山:冗談じゃなかったらヤバいわ!!
白神:で、その風呂上りに会社を出る時の会話です。
黒山:会話ね。

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色黒:(リオのそばで匂いを嗅ぐ仕草をしながら)ええ匂いやな。クラクラするわ(笑)
リオ:ちょっとやめろや。気持ち悪いな。せっかくシャワー浴びたのに。
色黒:気持ち悪いってなんやねん?オレも浴びたやん。だから綺麗やぞ。おーい色白もリオの匂い嗅いでみろ。
リオ:いや、あたしが嗅いだる(笑)(と言いながら色白くんの匂いを嗅ぐ)ああ~…クラクラする~♪
色黒:お前もかい!!ほんでなんでオレの匂いが嗅ごうとせえへんねん?
リオ:なんでかわからんけど、嗅ぎたくない(笑)
色黒:なんでやー。嗅いでくれー。
リオ:嫌やーゆーてるやん。
色黒:じゃ色白が嗅いでくれ。
リオ:やめーやそれ。
色白:(色黒の匂いを嗅ぐ)
リオ:嗅いでるし!!
色白:シャンプーかなんかの匂いがする。
色黒:ええ匂いやろ?
リオ:じゃあたしは?
色白:(リオの匂いを嗅ぐ)無臭(笑)
リオ:匂いせんの?
色黒:なんで?ちょっと待て!(すぐにリオの匂いを嗅ぐ)
リオ:ちょっと!!やめろって!!
色黒:ん?そういやなんも匂わんな。ええ匂いって思ったんは、湯上りの匂いか?
リオ:なんであたしだけ無臭なん?
色黒:なんでや?(と言いながら色白くんの匂いを嗅ぐ)やっぱりソープっぽいええ匂いやぞ。
リオ:ソープって…(笑)
色白:リオ、頭と体洗うとき、なに使ってる?
リオ:あたし?あたしは石鹸少しつけてあとはお湯だけ。
色黒:マジか?そんだけ?それでタオルでこすって汚れ取れるんか?
リオ:そんな汚れてへんし。タオルも背中に使うぐらいであとは手で洗ってるで。
色白:あ、その方が肌にええとか聞いたことある。
色黒:手…なんか想像してまうやん(笑)お前、肌気にしてんのか?
リオ:白いから。あんまりこすると赤くなるし、薬品も使いたくないし。
色黒:もう一回匂わせろ!!
リオ:いやや!!やめろ!!
色黒:うーん、無臭やな。
リオ:あたしが無臭であんたら2人がええ匂い?納得いかんわ。
色黒:そうか?オレは納得した。
リオ:そやろな。
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黒山:なにをやっとんねん?キミらは。
白神:タイムカード押す前にそんなやり取りしてました。
黒山:キミって、今もそんな洗い方してんのか?
白神:洗い方?
黒山:だから、石鹸ちょっとだけつけてとか、手で洗うとか。
白神:そーですよ。だからあんまり泡立てへん(笑)少しの石鹸だけで頭皮の油も取れるし。
黒山:ほんで?肌は綺麗なん?
白神:そばかす以外はね。この歳にしてはええ感じやないでしょうか。なんか質問は?
黒山:じゃあさ、…いや、ええわ(笑)
白神:ええですか?あとで受け付けまへんで?(笑)
黒山:うん、ええわ(笑)


白神:じゃ今回はこれぐらいで。
黒山:まだあるん?
白神:あと少しありますけど、それがどれだけ長くなるかは話してみんとわかりまへん。
黒山:なるほど。わかった。また今日も早くからすまんかったな。
白神:いえいえ。チミもその方があとが楽でしょ?
黒山:まぁ、少し仕事もあるんで。
白神:あらま。大変ですね。じゃ、つづきはまたね。今日もできるだけゆっくりしてください。
黒山:そうするわ。キミもゆっくりしーや。
白神:そーします(笑)では、またね。ほなね~♪
黒山:またな~。

終わり