気づけば怒涛の厄年は終わり新しい年を迎えていた。
初詣は地元の神社にお参りした。

ここは優しいお姫様の神様で、おみくじの言葉がいつもドンピシャなのだ。
今年は小吉だったので、境内に結わえて帰る。
大吉のときは大事にお財布に一年間保管だ。

別の日、昨年の本厄を無事に過ごせたお礼参りに熊野第一神社にお参りする。

朝早く来たのに、臨時駐車場が出来ていて交通整理もしている。
なんで?

本殿に向かう途中、どんと祭の用意がされていた。
へー、本格的!

神様にお参りを済ませ、せっかくなのでどんと祭を初めて見学することにする。
人生初だ。

白装束に弓矢の凛々しいおじいちゃん宮司さんと一緒に、大祓の祝詞を参内しているみんなで奏上する。
もちろん私は覚えてないので手渡された紙や人によってはスマホを見ながらだ。


うず高く積まれた古札の山に、火をつけた矢を射かけて着火するのだ。
とにかく、かっこいい!

宮司さんに続けて、氏子の方々も矢を射る。
すごな!

矢に火を点けるだけでびびるわー。

それをもって弓を引くんだから一人では力が足りず数人がかりの人も。

残念なことに誰も矢が届かず、結局人手で着火したけど、とっても素晴らしい神事だった。
雰囲気最高!


そりゃー、臨時駐車場も出来るわけだ。
いいもの見れたなー。
今年はいい事ありそう!

うきうきしながら出勤し、「あー、やっと厄年終わったー!」と伸びをする。
「え、まだ後厄あるよ。今年。」と隣の同僚。

はっ!そうだ。後厄じゃん。(笑)

さっそく次のお休みに、またまた熊野第一神社へ参拝だ。
あの時火矢を射っていた凛々しいおじいちゃん宮司さんが対応してくださる。
去年はもう一人の若手の宮司さんが厄払いしてくれたな。

私以外の方はどうやら氏子さんたち。

大きくなったな、なんて会話が弾んでいる。


別の友人からこのおじいちゃん宮司さんが実はすごい霊能力を持っていることを聞かされていた。

私は初めて直にお会いする。

「えーっと、どこで会いましたかな?」と宮司さんに聞かれる。
氏子でもない、初対面の私に、なんで?と思った様子。

「ここの神様が大好きなんです!」と答えるとすごく嬉しそう!

 

ほんとねー、社内が大変だったとき助けてもらったから。

後日、日本一お守りの種類が多い神社としてテレビ出演していた!

 

これからも地域の方々のためにその霊能力を発揮してほしい。
ここのおじいちゃん宮司さんの厄払いは本当に効果がありまーす。