久しぶりの別箱!
月の『瑠璃色の刻』以来・・・って、3ヶ月半しか経ってないw
東京の別箱公演は『A Motion』と『阿弖流為』を逃したから間が空いた気がする。
今回の演目は『CAPTAIN NEMO』
キャプテンネモ・・・ネモ船長・・・海底二万里
「ナディアだ!いーま君の目に―いーっぱいの未来~」
ナディアが別物と解ってるけど、宝塚版は原作に近いだろうけど、反応してしまう悲しいサガ。
ナディアやブルーウォーターが出てこなくても、ジャンもマリーもグランディスさんがいなくても見ようじゃないか!
MUSICAL FANTASY 『CAPTAIN NEMO』…ネモ船長と神秘の島… ~ジュール・ヴェルヌ「海底二万里」より~
脚本・演出/谷 正純
公式HPの公演解説からちょっと改変があった模様。
実はまた行く前に公演解説をまともに読んでなくて、パンフも家に帰ってきてから読んだ(ぉぃ)
今日は2日目だったんだけど、昨日のレポがスゴかった
軽く目を通しただけなのに、ほとんどが「とんでもない珍作!」だという感想があふれてて「大丈夫か」な気分で向かったわけです。
ツッコミどころ満載だけど、個人的には『邪馬台国』のダメージが大きかったからさほど・・・
都合よく話が進んでいくのは「タカラヅカってこういうところあるよね」って思ってる。
オープニングナンバーのダンスの次のシーンが椅子に縛り付けられてるってなかなかの飛び道具。←言い方www
お芝居は学者2人(みつるさん、みちるちゃん)と学者と間違えられた新聞記者(ひとこちゃん)が拉致られているシーンからスタート。
招聘って書いてあったやないかwww(パンフではしっかり『拉致』と記載されてた)
ネモ船長(咲ちゃん)の絶大なカリスマ性とか、島民たちのネモ船長への崇拝っぷりっとか、
乗組員の顔面偏差値の高さ(と言うか、出演者みんな美人なのだが)
6人全員のお顔と名前は一致しない。でも、あすくん、まちくん、縣くんは見分けついた。
叶くんと諏訪くんはなんとなーく。眞ノ宮くんはたぶんくらい。
父娘(汝鳥さんとみちるちゃん)の10年ぶり再会とか、インドの王女様のトラウマとか、
シリル(ひとこちゃん)とラヴロック少佐(あーさ)の最初と最後の立ち位置の変化っぷりとかw
ロシア軍がー!潜水艦ノーチラス号はー! えーっと、詳しいネタバレは避けよう。
とりあえず、ネモ船長とレティシア(みちるちゃん)の恋愛模様は薄い。
「目を合わせる時間もない」と言いながら1曲歌い切るのはさすが宝塚w
(あと、刺されてからけっこうセリフ言うし動き回るもヅカあるある)
いろいろなエピソードを詰め込んだなーと。
全部途中まで回収して最後で放り投げてたけど2時間弱にまとめるとしたらこうなるわ。
咲ちゃんの長髪の金髪・・・美しいな。
ネモ船長っていうとヒゲなんだけどね(ナディアの影響スゴツヨすぎて)
おぼろげながら三番手に上がったなって感じたところからトントンと東上まで来た感じがする。
みちるちゃんはドンジュに続き、東上ヒロイン2作目か。歌が前より安定してた気がする。
あーさは組替え発表から11ヶ月、組替えから3ヶ月も経ってるのか。
月組の時は『NOBUNAGA』でしか見てないから(しかも女役)あまり印象に残ってなくて・・・
漂流してからもイギリス海軍であることを頑なに貫き続け・・・からの~・・・
想像以上に歌える子と認識を改めた。セリフの声がキレイだなーと。
そしてひとこちゃんはかなりセリフが多く、別箱でのお決まりの配役で安定っぷりを発揮。
個人的にはヒメさんのソロが聞けたので満足ですよー。
インドの王女・ラニは潤花ちゃん。顔はよく覚えてないが(おぃ)102期でこの役は抜擢か。
娘役はまだまだ勉強が必要らしい。
名前は分かるのに舞台だと顔が一致しないっていう(苦笑)
あとはみつるさん!『ヴァンパイア』後も月組に2作出たけどご縁がなくて見れずにいたので。
偶然たどり着いた島の人々とすぐに打ち解ける親和性よ・・・すごいコミュ力www
いい人オーラだだ漏れのみつるさんが見れただけでよいです。
あとは海底に潜るシーンは映像が使われてたんだけど、クリア過ぎてちょっと安っぽいなー。
宝塚の世界観だと多少ぼやけた感じで充分なのかもね。
ネモ船長はパイプオルガン弾きこなすし、マトカで、家族で、トドメのモールス信号。
いやー、歌詞がなかなかの破壊力だった・・・
あとあとしっかり感想を追ったら「宗教っぽい」って言われてて解る気がした。
で、それぞれの結末は・・・どうなったんだろう
突然のフィナーレにココロがついて行かなかったわー(苦笑)
で、帰宅してパンフに目を通す。
「海底二万里を原作としてるけど、ネモ船長とノーチラス号以外のすべての登場人物は新しく追加したよ!ボクのネモ船長はインド藩王国の王子じゃなく、原作者が当初描こうとしていたポーランド貴族のイメージなんだ。だから原作とは違うよ(テヘペロ)」←めっちゃ意訳。
ネモ船長とノーチラス号って固有名詞が使いたかっただけか・・・
なんだ、そうだったのかw それなら最初からオリジナルで作ればいいじゃーんwww
タイトルに惹かれて行ったのは多分にあるけど、個人的には楽しめたところがあったので。
ツッコミどころは無限に広がるけど、気になる組子さんがいるなら目は楽しめるかと
ストーリー重視の方は多少の覚悟が必要
今回、初めて日本青年館にきた。
建て替え後のこけら落としの『阿弖流為』の時は設備の評判が悪くて。
どうやら2階席のバー問題クリア、2階席後方に座布団設置など改善点もあったらしい。
しかしトイレの長蛇の列はどうにもならないようだなー。
軽食を取るスペースがなく、幕間にちょこっと食べようと思ってたけど諦めた。
1階の柱(の陰)にはこっちゃんのサイン。
1階席のフロアには今後の公演のポスターがずらりと。
次は『琥珀』だ!
ちえねね版で予習するぞー