今年最後の観劇はKAATで宙組『双頭の鷲』
今年の観劇はKAATの花組『リンカーン』@理事特出で始まり、最後も理事特出作品。
理事で始まり理事で終わる1年だった。
考えてみたら2作品とも数年前の私なら手を出さなかったジャンルのお話。
「タカラヅカだから見たい」という不純な動機だったけど、いろいろな世界を覗くことが出来た。
Musical 『双頭の鷲』
原作/“L’AIGLE A DEUX TETES” by Jean COCTEAU 脚本・演出/植田 景子
ジャン・コクトーがハプスブルク家皇妃エリザベート暗殺事件に着想を得て書いた戯曲で自ら映画化も果たした作品だそうです。
どうやら『双頭の鷲』は過去に三輪さんも舞台で上演したことがあるとか。
一言でいえば「美」の世界。
理事とみりおん、愛ちゃんもずんちゃんもあおいさんもソラくんもほまちゃんも。
そしてパパラッチーズの一人一人まで、美しいお顔立ちで、見ていてほわぁ・・・
と。
そして無駄なものを一切排除した舞台セット。
場面は転換されることがなく、セットは階段、バルコニー、本棚、ベッド、机、ソファー。
ケイレブは場面展開の妙だったけど、こういうシンプルなセットもよいと思う。リンカーン然り。
主な登場人物は6人。
今回の作品ではオリジナルでストーリーテラーとパパラッチが加わっているとのこと。
配役発表の時に「ん
21人中14人がパパラッチ
なんじゃそりゃ
」
この時点で「モブ![]()
![]()
」と思ったけど、場面ごとに役割が違った。
残念なのは翔くんしか判別できず、主要キャストを追うのに夢中で各々の動きがつかめなかったこと![]()
組子さんを把握してれば「〇〇ちゃんが××してた」とか「□□くんが△△だった」と、芝居+αで楽しめていただろうな![]()
スタニスラス 轟悠
美しい。その一言に尽きる。
研3Xで青年役?と思うけど、理事なら許せる(私は)
彫刻のように美しいお顔で・・・ホント、理事の顔好き(そこかw)
お芝居はいつもの理事。通常運転。声のトーンも身のこなしもいつも通り。
お顔や声に年齢を感じることはあれども、きちんと青年を感じるんだよな・・・
表現力の豊かさなんだろうな。手の動きとか、視線とか、キスシーンとか、色気の塊だわ。
王妃 実咲凜音
『エリザベート』から着想を得た作品とのことだけど、エリザベートよりもさらに大人な雰囲気。
理事とは大きな学年差あるのだけど、堂々としたものだった。
芝居が出来て歌えるのに地味な印象だったけど、相手役が変わると違った雰囲気になるのだなぁと。
個人的にエリザのシシィの晩年の演技が少し物足りなかったけど王妃は素晴らしかった。
感情の動きとか、立ち振る舞い、声の強弱などなど褒めポイント多し。
エディット・ド・ベルク 美風舞良
副組長さん。王妃の召使い役。迫力あったなぁ。
王妃のことを自分が一番解っているし、思っているという独占欲に近い感情?
女の嫉妬を体現した形かなーって思った。
フェーン伯爵 愛月ひかる
黒の衣装がカッコいい!長身が映える!!
ただ、歌う時に音楽と声が同化してしまう場面があってたまに歌詞が聞き取りづらかった。
エディットとの見栄えの釣り合いで見ると公爵をやってもよかったかも・・・?と思ったりした。
愛ちゃんの軍服も見てみたかったので・・・でもこっちの衣装も捨てがたい。迷うわ!
理事のチームに入ったことで、いろいろと勉強できたこともあると思うので次作に期待。
フェリックス・ド・ヴァルレンスタイン公爵 桜木みなと
王妃にひそかな思いを持ちつつ、過去にはエディットとも恋仲だった・・・って、何歳の設定なんだろう。
若さはまだまだ残るものの、ルドルフ役の時よりも大人っぽくなっていた。
やっぱり歌は上手いな・・・と。今後、期待の95期の一人。
トニー 穂稀せり
聾唖の役だったんだけど、感情表現が豊かだった。
声を出すことがなかったにもかかわらず、表情を見れば何を訴えているのか分かる。
(セリフの代わりに手話を操っていた)
今までノーマークだったけど演技が上手いなーと思った。
ストーリーテラー 和希そら
オイシイ役だけど、踊っているソラくんも見たかったような。
本を片手に語る姿と椅子に腰かけている姿しか記憶がない![]()
2幕スタートは下手扉からアコーディオンを持って登場![]()
小粋にステージの方へ歩みを進め、通路側3列目のお客様相手にアドリブスタート。
「今日はいい天気ですねぇ。こんな日は海辺をドライブデートなんていかがですか?
あ、でも止まらないかもしれないので気をつけてください・・・恋のブレーキが
」
これ、毎日変わるらしいんですわ・・・![]()
こんなことしてたらナンパスキル上がりまくるよ(要らない?)
パパラッチ男A 風馬 翔
パパラッチ男B~G 星月梨旺、七生眞希、秋奈るい、希峰かなた、若翔りつ、澄風なぎ
パパラッチ女A~G 綾瀬あきな、愛白もあ、結乃かなり、桜音れい、瀬戸花まり、花菱りず、小春乃さよ
出番以外は壁の外に置いてある椅子に腰かけ、部屋の中で起こることを見守っていた![]()
この壁がすりガラスみたいになっていて姿は浮かび上がっているけど顔は見えない。
ある意味、贅沢な役者の使い方だなーって思う。
そしてファンにとっては見えてるのに見えない・・・むず痒い扱いだろうなぁと。
ひとりひとり衣裳も違うし、出演場面ごとに小道具も変わるし、キザり方もそれぞれ。
これ・・・ホントに判別できないのは結構な度合いで損している気がする![]()
唯一、顔が解る翔くんを追って見てた。こりゃカッコいいな![]()
スカステの番組で面白キャラ認定してたけど、ダンススキルも高いじゃないの![]()
エリザの時の黒天使はソラくんしか追う余裕なかったのでブルーレイで探してみようっと![]()
見ていて感じたのは、今回も「理事のための作品」
組子はひたすら吸収し、学ぶための舞台だったのかなと思う。
リンカーンの時も思ったけど歌唱力とか表現力の点で研ぎ澄まされたものを見ることが出来るって言うのが理事特出作品の醍醐味かなと。
1年の最後の最後でいい作品を見ることが出来ました![]()
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