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all is full of beautiful love

beautiful days, beautiful life

少しだけ、いや、しばらくの間目を離していたから遠くに行ってしまった。

帰っておいでと待っていてもきっと帰ってこないから少しづつ取り戻せる様に歩き始める。

手を伸ばせば頑張ればきっと届くから今は助走をとるのさ。

力を抜いて、焦らないで、

スタートはいつでも。


東日本に訪れた大きな震災。

被災された方や親族の方にこころからお見舞い申し上げます。

日々、良い知らせと悲しい知らせが押し寄せて来ます。

余りに大きな災害故に、被災しなかった私達も、不安になることも多いでしょう。

私もそうです。

不安な余りに不必要な物にまで手を出してしまう方もいて、結果多くの被災者により一層の被害を与えてしまっている一面もあるようです。

みんなが善意を持って行動していれば、こんなこと起こらないはず。

被災地以外では物は十分足りていると思うのです。

外に出れば、時間はかかろうとも会いたいひとにも会えるのです。

もしかしたらここにも大きな地震が来るかもしれないけど、今はちゃんと生きているのです。


だからひとりひとりの出来ることを。

大変な時だけど、こんな時だからこそみんなが一つに繋がって前に進むこと。


そして私は今日が素晴らしい一日であることを、明日もまた生きていこうと思う心を、日々の力になれる事を願ってまた音楽を奏でたい。


足音がずうっと、ずうっと後まで続いている。
何処に行っても付き纏う足音が永らく聞いたことのなかったファンファーレを連れてきた。

あなたはあなたの為に精一杯生きていって、私はその姿をみて取立て感動するでも無く、でも確実に魂は強くなっていく。

あの小さな嘘にいつ迄も拘る事もなく柔らかに爪先を進めてあの扉の向こうへ歩いていく。

私は私の為に精一杯生きていって、そうして見つけたひとつひとつの美しさを大事にしていきたいと思う。

あなたやあなたがたの小さな美しい灯火。
いつも何時も嬉しそうに辛い事を話している彼らの後ろには真っ黒なブラックホールがぴたりとくっ付いて付き纏い私を今にも飲み込もうとしている。
辛い事は探せば探すほど増えてしまうから私だってと負け時とはじめる不幸自慢。
吐き出した所で其れらは解決される事などあまり無くて、寧ろその身体に着着と募り、やがて彼ら自身が哀しみのマンホールとなってしまう。

本当は嬉しくなんか無いはずなのに。

あなたが痛みを持っている事知っているから私は其れを否定する様な事は何も話したりしたくないんだ。

唇からは千の、万の花びらがこぼれ落ちる様に美しい言霊を紡ぎたい。

目に入るすべての事象に敬愛を持てる柔らかな存在でありたい。
気付いたら年が変わってから半月もたっていた。

慌ただしく過ぎて行く毎日の一つ一つがとても大切でかけがえの無いものだった。

右手が大きく弧を描いてなぞったのは月の通り道。
太陽はいつだってあの場所から私や私達を見守っていてくれている。

大体の事は変わってしまうのだから、其れを前提としたままであなたと対峙出来るようでありたい。

変わってゆく事を恐れず、最大限の愛と祝福でもって迎えたい。

あなたと、あなたの大切な人がどこに居ても喜びに満ちて居られますように。

2011年。