艶めく道が濡れて光る滑るように笹の舟曲がり角 その向こうにある期待夜が濡れて光るするり落ちる睫毛の先重ねる背中孤独を満たす温もり街が濡れて光るすれ違う人の波間一瞬の香り今掴まないと戻らない声が濡れて光る透き通る音の波紋愛が響くその向こうにある希望