15秒間の恋破り捨てた厚手のキャンパス向こう側から淡く香るパステル色目に映る景色が日毎に移りゆくなか君がいた15秒間に恋をした振り返っておいで夏がくる前に駆け上がった丘にまだそこに居てね少しだけ触れた柔らかな風が攫っていってしまう日常にもう思い出せない街角の景色次々とせわしなく入れ替わるテナント記憶に残ることのない無関心のなか君がいた15秒間に恋をした振り返ってみせて朝が来る前に悲しかった夜にまた戻さないで息をするのも忘れるくらいに攫っていっておくれよ心に