季節と季節の狭間には | all is full of beautiful love

all is full of beautiful love

beautiful days, beautiful life

遠くの空に光る稲妻の反射した空を見て
夜に鳴く虫の声が耳の奥で
何度もリフレインしてディレイする
風はもう随分と涼しくなって
また心が締め付けられるような季節が来る

季節と季節の狭間には何かが棲んでいる
心のちょっとした隙間に
ふとした瞬間に忍び込んで
訳もわからないまま何処かへ帰りたくなる

一斉送信で送られてきたような
心無い共感の嵐には
本当に言葉なんてあるのだろうか

それでもひとつひとつには日々があり
まだ見えないところには心があり
そういうものに気付いたなら
またひとつの世界が開いたみたいに
歩いて行けるんだって信じたい

心をぐるぐると撹拌して
濁らないよう淀まないよう
冷えて固まった結晶が
幾重にも美しい模様を描いて
この夜を越えて行ける力となりますように