至る夏 | all is full of beautiful love

all is full of beautiful love

beautiful days, beautiful life

夏の最中に夜は何時までも明く
月が薄衣を纏って浮かんでる

唯今日は過ぎ明日を待つ時は
ふと吹く風がまだ眠りには遠い事を告げる

うねるモーター音
遠くの車輪の音
足りない言葉は少し寂しそうに耳元をすり抜ける

灯りを消して 視覚を欠いた体は
より多くの思いと音を集める

憧れを畏れて耳を塞いでも
何時かは長い夜が明けることを知っているから
いつまでも此処にいるわけにはいかないことも知っているから

また短い夜に身を沈めて
唯私小説のように徒然と綴るは真昼の夢