きみは篝火きみは篝火偲ぶ夕闇仄かな風に暖かさを纏うきみは篝火零れる夜露哀しみがふっと緩まり溶ける真夜中ことばは染み渡りうたとかわる世界の一部が掌に降る時は移ろい時は深まる痛みも喜びも同じように廻る廻る凪いだ篝火そしてきみは朝焼けわたしに懐かしい今日を見せておくれわたしに新しい明日を見せておくれ