響き渡る音色にこころはどこまでも広がって
こみあげた感情を吐露する前に体中をかけめぐらせる
電流が流れたかのように指先までスパークする
日は落ち美しい夜がやってくる
音色はとどまる事なくどこまでも響いて
そこに寄り添うように 上昇する気流を生み出すかのように
音楽は続く
ひとつひとつの瞬間に数えきれないこころの動きがあって
そのエネルギーがあれば どこまでもいける
あなたがいたら なんでもできる
エネルギーはぎゅっと集まって
そしてまた個々の元へと還って行く
そうやってパーティーもまた個々の元へとかえり
次の時を待ちながら 思い焦がれながら
全てが去った後の場所にはエネルギーの残像
まるで夢であったかのように
でもそこに残らずともその場所と私の間に確かにある
記憶は時に目の前の事象よりも生々しくこころを捕らえる
耳を澄ましてこころを開け放てば
今だけが見えてくる
ひとはライン 瞬間の一点
そのあとにもきっとあるいつもの暮らし
変わり続く 変わらぬ暮らし