こころの奥の方に埋もれている記憶の断片が
時々その存在をちらつかせ その度にどうしようもなく嗚咽がこみ上げる
ふかく底に刺さったその欠片はいまさら抜く事も出来ず
その存在に どうやら私は狼狽えるばかりらしい
どうすれば良いか問える人も無く かといって解決する力も無く
更なる時が経つ事だけをじっと待っているんだ
幸せな記憶をたくさん集めて お腹いっぱい心いっぱいほおばって
それでも足りない何かはきっとそこにある
あなたが幸せでありますように
言葉は真実の想いとなって風に乗り
同じ想いの生んだ隙間に優しく吹きますように
不意にこみ上げる声にならない慟哭を忌み嫌う事なかれ
心を愛して 答えなんて探さないで