前へ前へと飛んでいく、
目にも止まらない速さで幾つもの言霊が飛び交う中で頭を抱えて必死に心の在り所を守ろうとしている。
朝日も夕日も見る事が出来ない毎日で時々心が痛くなるから、今日はせめて星の無い空を見上げて私の言霊をあやすように吐き出そう。
ゆっくりと空に登っていくその様を眺めながら、いつもこうしてあなたの事だけを考えて見つめていられたならどんなに幸せだろうと思う。
愛する言葉達が呼吸に合わせて、リズムに乗って踊り出す様を。
風に飛ばされた心の防波堤、押し寄せる有り凡ゆる感情と価値観の波
その全てを飲み込んで尚、また変わらないあの言霊を生み出す事が出来たなら。
取捨選択することなく、取り巻く全てが私自身であり且つ私そのものでは無い。
流れゆく中で、様々な事象とぶつかり合いながらその全てを愛していけますように。