理由等必要無いから | all is full of beautiful love

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beautiful days, beautiful life

東横線の車両と車両の継ぎ目にまたがり、延々と続くような不規則な揺れとさっきまで飲んでいたハイボールとが化学反応を起こし、胃の中がグルグルだ。
電車の中では乗客の大半が携帯電話の画面とひたすら見つめあい、或は俯き浅い眠りに身を委ね、或はこれでもかという音量でイヤホンから音楽をこぼし、皆家路を辿る。


今日は歌ってきた。
歌を歌ってきたのだ。
それ以外の何でも無い。



其れは只只ありのままの事で、行為に理由も原因も結果も無いのだ。

理由は人が必要とした時に生み出され、時に背中を押し、そして時に立ちはだかる。


日々を暮らしていくのに理由等無くてもいい。
只、幸せに、そして穏やかに時は流れ、捉えようとしない限り、永遠は常に私達の側にあるのだ。

同じ様に、貴方が不幸になる理由等何処にも無いから、
決して不幸を捉えようとはしないで欲しい。


電車は更に速度を増し、気が付けば今日は昨日になり、明日が今日になって居た。

こんにちは、また会いましたね。