約束という物は、いつでも極めて不確定で、確信の無いものだ。
約束などはするものじゃ無い。
特に長い長い先の約束などは決してするべきではない。
私があなたに出来るのは、明日も側にいるよということだけで、生涯共に居ますよということでは無い。
何故に人は不安になるのだろうか。
永い永い先を思えば思うほど身体極まり身動き取れず、私達は将来への不安に苛まれる。
不安になるのは、自分ではどうしようもない、予想使用もない事を確信しようとするからだ。
そんなことは確信しなくとも、あなたはあなたであることにかわりは無い。
私達に予測し得るは、明日のことまでくらいだ。
だから私は明日も必ず貴方たちの側にいると言おう。
貴方が望むなら、そして私が望むから、
約束しよう、私は明日も貴方の側にいる。
あすも、あすも、
嗚呼、変わりゆく日々がみえる。