大人の階段のーぼるー | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。


 君はまだ、シンデレラさ

 ・・・・・・そんなこと言って、男達はシンデレラが実は目が覚めて数年後の白雪姫だってことを自覚しないようにしてるんだな。うん。

 シンデレラも白雪姫もアイドルも綺麗なところだけの切り取りにきまってるじゃん。あいつらも人によってオナニーはするし、排泄もするし、体調が悪けりゃゲロも吐く。そうやって生きてるんだよ。

 つまり何が言いたいかというとね。僕もオナニーしたり排泄したり、ゲロ吐いたりしながら生きてきて、遂に今日、19歳になりましたということよ。

 人がいつ死ぬかなんてのはわからない。わからないが、とりあえずこれで体裁的には大人への階段をのぼってしまったわけで、また一人社会の役に立つかもわからん人間が体だけデカくなってしまった。

 大人になるってのは、きっといろいろなことを我慢できるようになることを、そう言うんだろう。でも僕は我慢なんてしていない。結局高校の体制への反逆意識から始めた煙草も、何がどうひねくれて成長したか、今では手巻きやら葉巻やらパイプやらに手を出してしまっている始末である。


 ※手前のパイプになにやら入っているのは、当然パイプの葉です。

 こんな男も、あと一年で成人となり、選挙権を持ち、酒も煙草も晴れて合法となる。逆を返せば、こんな人間が大人になってしまうのである。

 なにが良いとか、悪いとかも私にはさっぱり解らない。ただ、自らが進みたい道を底なし沼でもピラニアがうじゃうじゃいるような河でもとにかく進んできた結果、こうなってしまったということだけ、それだけしかわからない。

 そんな人間が、19歳になったのである。

 いきなり何かに殺されるかも知れん、深謀遠慮の際、自分で死ぬことも可能性としては0ではない。
この先の僕の人生やいかに



一言
まあ、就職先は普通の場所じゃつとまらんだろうな。その予測だけはついています