ローカル発 都心行 | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。

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大学への通学も、この五月まで続いている。相変わらず早朝に起きることは苦手で、なかなか気持ちのいい目覚めには恵まれない。
まあ、毎晩夜更かしをしている事がそれの原因なのだとはわかっているのだが。

この生活は、高校と比べるといくらか時間的拘束の期間は長くなったとは感じるものの、頭でっかちの癖に思考力の弱い、かつての高校教師のような生き物とは関係性が薄くなったこともあってか、随分と精神的には楽になった部分がある。
最も楽になったのは深夜の時間帯の自分だ。かつて自分を売った同輩(あの糞斎藤・・・これ以上は危ないか)、への憎悪や、心の死んだ高校教師連中への惨殺欲求、そもそもの元凶である高校自体への破欲破壊、そしてなによりも強かった自殺欲等が薄まり、よく眠れるようになった。

それらは忘れたわけではない。今の自分は単に小康状態を保っているだけにすぎないのかもしれない。
ただ、それでもちゃんと「それ以外の事」を怨みを忘れながら出来るというのは、かなり楽だ。

まだ新しい学生生活は始まったばかりで、ろくに友達も出来ないし、さっそく講義はどうやってサボろうかというしょうもない事に脳内の作戦会議室をフル動員させている。

・・・なんというか、この四年間はそこそこに楽しめそうな感じではある。だからといって安心して好きなことをするスイーツ(笑)のような頭ではないが。というか高校時代にあんな頭のおかしい連中にヘコヘコして生きてきたんだ。甘い「教育」なんてされなかったし、自分の周りの世界がそれを許してはくれなかった。

だから他の人間たちの楽しさには相当劣ることにはなるだろうが、まあ今までの個人遍歴から見れば十分な方だろう。まあ、当然まだ周囲への警戒レベルを落とす気にはなっていないが。






それでも、世界は変容した。人生の舞台を移し替えた。
それなら、いくらかは自分も身に付けている感情や価値観と言うようなものを考え直す必要があるのだろう。
入学して一ヶ月、ようやくそこまでの考えに至った。いつもどおりの、遅れたスタート感だ。とくに焦りもない。

変えるものが自分のどの部分なのかはまだわからないが、そう急がずとも世界が教えてくれるだろう、。

これちょっと風呂敷広げすぎちゃったな。畳み方わからないから丸めてポイしちゃお。






一言
友達いねぇよ、どうにかしろよドラえもん。

ドラ「はい、トモダチコレクション」