コピペ エンドオブ人生 | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。

ある刑務所で、囚人が彼の妻から来た手紙を受け取った。





「親愛なる夫へ」


「実はわたし、家の裏庭にレタスを植える事にしたの。」


「いつ頃に植えるのがベストなのかしら?」





囚人の夫は、刑務官に見られるのを覚悟して手紙を書いた。


「親愛なる妻へ」


「残念だが、裏庭に触っちゃいかん。」


「なぜなら、そこにはオレが隠した金が埋まっているからだ。」





一週間後、夫は再び、妻からの手紙を受け取った。


「親愛なる夫へ」


「大変よ!本当に信じられない事が起こったわ!」


「あれからしばらくして、スコップやらシャベルやらを持った・・・」


「数人の男達が家にやって来て、裏庭をすべて掘り起こしたの。」





夫は早速、妻に返信した。


「親愛なる妻へ」


「さー、レタスを植えるなら今、だよ。」