在英邦人、でも心はキューバ -9ページ目

在英邦人、でも心はキューバ

期間限定、シャンハイ在住。
英国&ニッポン共に年2回ペースで里帰り中。



話すと長くなるけれど、がんばって要約すると...

5月で有効期限が切れる航空会社のマイレージがあって、
それは上海からヨーロッパを往復できるマイル数で、
せっかくだから無料の航空券にかえたいけれど、
ついこのあいだ日本に帰ったばかりだし、
今年はできればまたキューバに行きたいし、
今回はチケットとして使うのは無理っぽい、
なにかのバウチャーか商品に交換しようと思っていたところ、
我が家の英国人にまた出張の予定が入って、
6月は3~4週時間は帰ってこないということがわかって、
急遽、イタリア行きを決めた。
(ドバイ経由 by エミレーツ)

トスカーナやミラノ周辺には英国からも定期的に通っていたけれど
南の方にはもう10年以上行っていなかったこともあって
今回はローマを拠点に、南イタリアを旅することに。

そして、今、バジリカータ州のマテーラに滞在中。




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マテーラの旧市街。



ネットでざっくり下調べはしていったけれど、
ガイドブックも地図も持たない、ぶらりひとり旅。
(地図は現地で調達派。)

ローマから乗った夜行バス(なぜか途中で1回乗り換え)が
マテーラの新市街に着いたのは、人影もほとんどない土曜日の朝。
道路標示にしたがってぶらぶら歩いていったら
旧市街へは無事たどり着いた。
でも、街全体が遺跡のような「サッシ」のなかの
どこかにあるはずのホテルの位置がよくわからない。
ツーリストインフォメーションもまだ開いていない時間帯。




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チェックインにはまだ早いことはわかっていたけれど
予約済みだし、とにかく荷物だけ先に置きたくて
道でゴミ出しをしていたおじさんにたずねてみたら、
ホテルがあるのはこんもりとした丘の反対側で
荷物を持って歩くにはちょっと距離がある、とのこと。
そして、ちょうどそっち側に行く用事があるから
少し待ってくれるなら車で送ってあげるよ、と、
予想外の答えが返ってきて。。。

観光地で親しげに近寄ってくる人には一応の警戒心はある。
でも今回声をかけたのは、わたしの方。
ありがたくお言葉に甘えることに。

まあとにかく入りなさい、と家の中に招かれて、
美味しいコーヒーを入れてもらって、
君はジャポネーゼかい、
僕の息子は今仕事でチーナに住んでいるんだよ、
「シャンガイ」
(上海、のこと。Shanghai の「h」を発音しないから!)だよ、
といわれたときのわたしの驚き!
ちょうどそのときその息子さんから電話がかかってきたという
神がかり的なタイミング!
不思議な力の存在を感じないではいられない。
(連絡先をきいたから、息子さんとは上海で会う予定!)

キューバを旅するとよくこういう展開になるけれど
南イタリアもそうだった!
そしてこのキューバ的な展開には、さらに続きが。

実はこの親切なおじさん、長年アルゼンチンタンゴを踊っていて
定年退職後(元教師)の今は仲間たちに教えてもいるという
セミプロダンサーだった。。。

そして、今夜の予定は?、ときかれて
仲間と踊りに行くんだ、よかったら一緒においで、と
誘われて。

モチロンついていきますとも!


...というわけで、
知らない街の知らない空間で
タンゴ(もどき)を踊ることになったわたし。




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まわりはみーーーんなイタリア人。
タンゴは初心者です、踊れません、といっても
放っておいてはもらえない。
教えたがりのイタリア人に囲まれる
怪しいイタリア語を話す外国人、という
自分の姿を客観視するとおかしくて笑いがこみあげてくるし、
ここまでやってくることになったその成り行きも
現実感がなさすぎる。

もう、これだから、旅は、やめられない!




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会場はマテーラから田舎道を車で30分ほど、
お隣のプーリア州の、ジョイアデルコッレ Gioia del Colle 
という街の、そのまた郊外の、古い館。

周辺に住んでいるのならともかく、
観光客はまず行かないんじゃないかと思う。。。

マテーラにはどれくらいいるの?と聞かれて、3日間、と答えたら
え、ツーリストなの!?とすごく驚かれてしまった。


.......


戻ってきたのは午前4時。

マンマミーア!




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マテーラの夜景。


南イタリアにて。





今回の船での里帰り、
上海発横浜着の片道のクルーズ、
最高に楽しかった!

お天気がよくて、海も穏やかで
揺れはほとんど感じなかった。

クルーズ代に含まれている食事も
予想以上に美味しかったし、
追加料金で飲み放題にしたドリンクパッケージも
朝のカプチーノ、食前酒のプロセッコ、
食事中のワインやミネラルウォーター、
その他ビールやカクテル etc. と、フル活用。


バルコニー付きのキャビンも
コンパクトながら、とても快適。
この眺め、この開放感!





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大きな船なのに乗客が少なくて
(クルーの人数の方が多かったはず)
どこへ行っても、ゆったりのんびり、
ちょっと申し訳ないくらい。

デッキもプールもほぼ貸し切り状態。
文庫本片手に、ここでぼーっ。
日が高いうちからプロセッコ三昧。
バカンス気分、満喫。




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イタリアのクルーズシップだから
キャプテンやエンジニアや船内ドクターなど
シニアクルーはイタリア人。

アジアンクルーズだから
レストランやカフェ担当のクルーは
フィリピンやインド系の人が多い印象。
(彼らは英語が話せるからね)

通訳の日本人と中国人クルーも数名。

そして、エンターテイメント担当は
ラティーノたちも。


食べ過ぎ飲み過ぎ解消をかねて
ダンス系の船内アクティビティには
できるだけ参加してみた。
「バチャータ」に「メレンゲ」に「チャチャチャ」
「ボレロ」に「アルゼンチン・タンゴ」などなど。

30分ほどの簡単なレッスンだけど
好みの音楽で体を動かすのは気持ちいい。
いい気分転換になった。



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ドミニカーノのクルーとバチャータを踊って
ちょっとしたカリビアンクルーズ気分も味わえたり!


船内の共通語は英語。
でもイタリア語もスペイン語も日本語も中国語も
いろんなところできこえてきた。
ことばが全部わかるって(どれも怪しげながら)
なんて楽しいんだろう!、と、実感。




シャンハイを出で4日目の朝、
ヨコハマが見えてきた。


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出航前、港に停泊中の姿は
大型ホテルみたい。


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@ コスタビクトリアにて。




.....


<追記>

日本へのクルーズの旅、
iPhoneアプリからの簡易バージョンの方でもう少し書いているので
よろしかったらそちらの方でどうぞ。




学生時代、大阪・神戸からの国際定期フェリー

「鑑真号」で上海入りして、

中国を旅する、という計画を立てたことがある。


いろいろあって結局それは実現しなかった。

(そのかわりに出かけたのはインドネシア、

当時はまだ日本人にはマイナーだったバリ島。)


中国にはその後仕事で何度か行く機会ができたし

2年前からはなんと在住者になったけれど

日本との往復は、いつも飛行機。


いつか船で、というのは、ずっと頭の片隅にあった。


それが今回、いろんなタイミングが上手く重なって、

とうとう実現できることに!


「鑑真号」(今は「新鑑真号」)ではなくて

「コスタビクトリア」というクルーズ船で。

大阪・神戸港ではなくて、横浜港着。


ひとり旅だけど、ちょっとフンパツして

バルコニー付きのキャビンを取ったから

(学生時代は2等の雑魚寝で旅するつもりだったけど!)

洋上の風景、ゆったり満喫できそう。

お天気に恵まれることを祈りつつ。。。


シャンハイからヨコハマまで、3泊4日の船の旅。


本日出発!




在英邦人、でも心はキューバ



クルーズは片道だけで、帰りは名古屋から飛行機で戻ってきます。



ではでは、いってきます!!