「ペアで踊るラティーノのダンス」というものに
最初に出会ったのは90年代半ば、3ヵ月間滞在したメキシコと、
そこからのサイドトリップで訪れたキューバ。
今とは比べものにならないほど「サルサ」ということば自体も
まだまだうんとマイナーだったころ。
以来ずっと魅了され続けているけれど、
ずっと踊り続けていたというわけではなくて、
ラテンアメリカに行ったときや、
ラティーノの友人たちが集まるパーティーで
年に数回踊るのがせいぜいという程度。
本格的にハマりだしたのは
10年ぶりにキューバを再訪した2005年以降。
とはいっても、もう独身時代のように
夜遊びできる自由はなくなっていたから、
やっぱり限られた期間、限られた状況オンリーで。
だから、いつまでたっても、
趣味というレベル以上には上達しないまま。
でも、こんなにも気持ちイイ、身もココロも
パーッと解放してくれる、
「好きなこと」に出会えて、ほんとうに幸せ!
これからも、Love little, love long、
少し愛して、長~く愛して、
(こんなフレーズありましたね)
でいきたいと思っている。
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サルサとの付き合いは長いものの、サルサとのほどよい距離感は
自分がいちばんわかっているから、
熱狂的なサルサファン、
「サルセーラ」ということばは、
自分はちょっと違うよなあ...と思っていた。
ステージで披露するために踊る、というようなこともないし。
それは前回書いたとおり。
ルンバ(社交ダンスのルンバとはまったくの別物)も大好きだし
見よう見まねでなんとなくベーシックだけは踊るけれど
自分のことを「ルンベーラ」だなんて、とてもいえない。
(ルンベーラと呼べるのはやっぱり
アフリカのルーツを持つクバーナたちだけだと思う...)
「バンバネーラ」、
Los Van Van のアドミラドーラ、であることは
自認していたから、
キューバ人に対しては自己紹介がてら
そういうこともあったけれど。
「ティンバ」や「ティンベーロ/ティンベーラ」ということば、
もちろん知っていたし、ふつうに使っていたけれど、
キューバ人ダンサーに、
「Keiko La Timbera」 と呼ばれたときには
ハッ、とした。
すぐに口に出して「けいこらてぃんべーら」と繰り返したら
ストン、と音を立てて、腑に落ちた。
ことばがとつぜん大きな意味を持って自分の中に入ってきて
おおげさでなく、ほんとに、意識革命が起こった。
ぼんやりと霞がかかっていたなにかが、
はっきりと形になって見えてきたという感じ。
うまくいえないけど。
サルサ、ティンバ、どっちがいいとかわるいとか、
優れているとか劣っているとか、そんなハナシじゃくて。
どっちも、愛してる!
それに、サルサにしろティンバにしろ
バチャータにしろメレンゲにしろ
「アモール」、愛、がないラテンのダンスなんて、考えられない!!
・・・というわけで、半ば強引に、
お気に入りの一曲をご紹介。
El le pone Salsa pero ella quiele Timba lo que hay ...
というコーラスから始まる、「SALSA, TIMBA Y AMOR」
イサック・デルガードの 「サルサ、ティンバ・イ・アモール」
プエルトリコからやってきた彼は、
エクトル・ラボーやグランコンボやアンディ・モンタニェスが好きな
筋金入りの「サルセーロ」
ハバナからやってきた彼女は、「バンバン中毒者」、
シントゥーラぐりぐりで熱~く踊る「ティンベーラ」
El viene de Puerto Rico, y es salsero de corazon
Si el ritmo de Hector Lavoe, la tradición del Gran Combo
y el gran Andy Montanez,
salsa es la que es
Ella viene de la Habana, y es adicta de los Van Van
Si pues cuando baila la Timba, el fuego arde en su cintura
La Timba es su vacilon ,Timba es lo que quiere
...と、こんな歌詞!(意訳です)
この2人がいるのは、マイアミかもしれないし、
ニューヨークかもしれないし
もしかしたらヨーロッパのどこかの街か、
アジアの都市なのかもしれない。
どこにいるのかはそれほど重要でもなさそう。
でも、そこでは、サルセーロの彼も「サンドゥンギータ」を歌うし、
ティンベーラの彼女も「ヒルベルト(サンタローサ)」で踊る。
アモールとサボールとセンティミエントとコラソンをこめて。
サルサもティンバも、ルンバもソンも、すべてミックスされて。
彼女が欲しいのは、「Salsa con Timba」、
サルサとワワンコーの融合した、最高のティンバ。
サルサかティンバか、じゃなくて、
サルサとティンバ、そしてアモール。
「彼女」って、わたしのこと!?、って気分!
Ella lo que quiere es Timba, Salsa buena y Guaguanco
なんてチェベレな曲!
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YouTubeにアップされているもの、
ぜひお聴きください!
「Issac Delgado - Salsa, Timba y Amor 」
もう一曲、こちらは映像つき、
イサック&ヘンテ・デ・ソーナの
「ソモス・クーバ(ミラ・コモ・ベンゴ)」、
この曲も大好き!!
「ISSAC DELGADO & GENTE DE ZONA -
Somos Cuba (Mira Como Vengo) - Video Oficial HD」
さらに、このビデオクリップのメイキング映像がまたすばらしい!
ハバナのストリートの空気が詰まっています!!
「ISSAC DELGADO & GENTE DE ZONA -
MAKING OF "Somos Cuba" 」
この2曲が収録されているアルバム 「SUPERCUBANO」
スーペルクバーノ、
まさに 「Timba, Salsa y Amor」という内容のすばらしい作品。
機会があったらぜひどうぞ!!




