マイケル・ブランコ @ Casa de la Musica (Miramar) | 在英邦人、でも心はキューバ

在英邦人、でも心はキューバ

期間限定、シャンハイ在住。
英国&ニッポン共に年2回ペースで里帰り中。



ハバナ市内には2つのカサ・デ・ラ・ムーシカがあって
旧市街からも近いセントロにある方がガリアーノ、
西の静かな住宅街にある方がミラマール。

観光エリアから距離がある分、明らかなツーリストや
そういうツーリスト狙いのヒネテーロ、ヒネテーラが少ないのは
たぶんミラマールの方。
改装して以来、音もこちらの方が良くなった気がする。

マイケル・ブランコのライブは

ガリアーノとミラマール、両方で楽しんできた。

これはミラマールでのライブ。




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マイケルのピアノが弾け飛ぶ、
トランペットのツヤツヤの音が響き渡る、
アグレッシブなティンバ。

マイケル本人は、ネグロ(黒人系)ではなくて
ブランコ(白人系)だけど、
音楽はかなりルンバ色の強いアフロキューバン寄りで

カラダの奥まで分厚いサウンドがズンズン入ってくる。
黒いうねりもしっかりと感じられて、もうたまらない!


しかもライブでは最初から最後まで飛ばしっぱなし、
メンバー紹介以外ほとんどMCもなしで
中だるみというか、休憩するようなヒマは一切なく、
ノンストップでパワフルな演奏が続く。

曲のアレンジも素晴らしくて、
スタジオ録音バージョンだと4~5分の曲が
ライブでは平均10分以上。
ダラダラ長引くのではなくて、どこを切り取ってもすごいから
CDよりライブの方が魅力も倍増!

録り直しや各種テクノロジーの恩恵などなど、の
ごまかしがきかない生音の「ライブ」でも
CDと同じくらいすごい、というのはキューバでは当たり前。
でも、CDより素晴らしい!といえるのは、限られたバンドだけ!





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Maykel Blanco y Su Salsa Mayor  
@ Casa de la Musica  (Miramar)




そして、ここでも中盤以降に登場、
マイケル・フォンツ。
Maykel Fonts



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このときは一緒に行った仲間もステージに。
ダンスカンパニー所属のプロのキューバ人ダンサー。

いやー、さっきまで一緒に踊ってた人だよ~!
スゴイ! スゴすぎる!!
ふつうにカシーノを踊っても飛び抜けて上手いのだけど、
ステージの上で披露したルンバ(コルンビア)が素敵すぎて
ちょっと言葉にできないほど。
力強いのに、エレガント。
正真正銘、プロのパフォーマンス。





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マイケル・フォンツと並んでもまったく見劣りしない!
サングラスの男性が、アンディ・バローナ
Andy Manuel Gonzalo Varona


マイケル・ブランコとは関係ないけれど
このアンディがキューバのダンスについて語っている
ショートフィルムがあるので、ご紹介。

YouTubeより:
Dance Is Life


某国のサルサティーチャー、インストラクターにも
じっくりと見てもらいたいと思う。
ここでアンディが踊っているのは「サルサ」ではないけれど、
爪の垢でも煎じて飲んでいただければ、と。

(最近辛口でスミマセン。)



・・・・・・・


余談ですが。

カサ・デ・ラ・ムーシカは、エアコンがガンガンに効いていて
ライブのステージが始まるまでの待ち時間、
踊っていないと凍死しそうなほど寒い。

踊りだしたら邪魔になることはわかっていても
長袖の上着は毎回必ず持参しているほど。

でも、今回は「待ち時間」がほとんどなくて、
DJタイムも踊りっぱなしで、上着は不要だった。

しかも一緒に踊っていた相手というのが
アンディやその他プロのダンサーたち。
待遇良すぎ、甘やかされすぎだったから
キューバから戻ってきた今、
まだ上海で踊りたいという気分になれないまま。

あれと比べてはダメ、と頭ではわかっているし
自分自身に言い聞かせてもみるのだけど...。

現地で楽しみすぎると、あとがタイヘン。
これも「キューバ病」の症状のひとつ。
完治するまで、まだもう少し時間がかかりそう。



・・・・・・・



ラムは一杯ずつ買うより割安なので、

飲める仲間とシェアしてボトル買い。

これ以外にも、缶ビールやモヒートも飲んでるんだけどね~



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カサ・デ・ラ・ムーシカ(ミラマール)にて。