ミャンマーの歴史を学ぶために、現地での活動家として小早川先生にお話しを聞くことになりました。
実際に僕が、このミュージカルを作るために調べ上げたことを舞台上で話してもらう設定です。
本当はそれだけをお願いしたのですが、彼の役作りの執念から、派手なアクションの気障でかっこいい
キャラクターが出来上がりました。生徒たちに質問を投げかけたり、その受け答えに、彼独特の当意即妙さが面白くて、自由に動き回ってもらいました。実は最初この物語の狂言回し的役割で、大阪USJテーマパークのターミネーターというアトラクションに出てくる「綾小路麗華」のようなキャラクターを考えていました。しかし、それにあった女優さんに出くわさなかったのでこの案は断念していました。ところが結果的にその男性版という感じになりました。また、もうひとつの案として持っていた「ミスサイゴン」に出てくる市村正親演じる「エンジニア」のようなキャラクターの雰囲気も出してくれました。予想以上のキャスティング効果が出ました。小早川さんとの出会いに不思議な縁を感じます。このことを話すと長くなるのでまた別の機会に。多少?暴走気味のところはあっても、とにもかくにも軽妙な語り口でミャンマー講座が始まります。しかし長くてお客さんが退屈するといけないので、暗転してみんな寝ていて聞いていなかったということにしました。これも小早川さんのアイデアです。そこで「えー、はるのさんまで!」となるわけです。
そして大切な幻のシナリオ「ルビーより紅く」の登場となります。京都のお茶屋の「春富」さんが大切に預かってくれていましたという設定ですが、これも、HARUNOさんという本物の女将さんとの出会いでぐっと物語に箔が付いたと思えます。彼女は三上さんとのご縁で出ていただくことのなりましたが、なんとプロの歌手で女優さんでした。我々の素人芝居に出てくださっただけでなく、出番の少ない日にも練習に参加しアドバイスをしていただきました。その練習に参加の初日にとんでもない提案が出ました。嬉しさと驚きで信じられませんでした。
つづく


